花粉症でティッシュが手放せない!そんなときは「エルダーフラワー」で美味しく緩和【人生が変わる多紗のハーブ&スパイスLESSON⑬】

前回は花粉症の予防として「ネトル」を紹介しましたが、今まさに鼻はズルズル、喉はイガイガ(汗)。花粉症に苦しんでいる女性のため「エルダーフラワー」をハーブ&スパイスの専門家、雲川多紗さんに紹介していただきました。

「ネトルで予防&エルダーフラワーで緩和」のダブル摂取が効果的ですが、ヒノキの飛散量がピークを迎える3月下旬~5月上旬の鼻水鼻づまりでティッシュが手放せない!そんな時にエルダーフラワーを取り入れてみて下さい。

「花粉症予防」前回記事はこちらから

JAMHA認定ハーバルセラピスト
雲川多紗

【Profile】
New Yorker と大阪人の大阪市出身ハーフ。
有機ハーブ&スパイス販売店 Tasha to Hazuki 代表。

離乳食をきっかけに「子供に安全で美味しいものを食べさせたい。」気持ちから、ハーブ&スパイスに目覚める。7年間ハワイの医大で勉強した経験も活かし、スパイス&ハーブ検定2級、スパイス&ハーブコンサルタント、ハーバルセラピストの資格を取得。
オーガニックスパイスとハーブの商品開発と使用方法や薬用効果を広く伝えるため有機ハーブ&スパイス販売会社を立ち上げる。 現在は大阪市内にオーガニックハーブ園もオープンさせ、料理教室やワークショップを開催。インスタはこちらから

【INDEX】

エルダーフラワーは万能ハーブ「庶民の薬箱」

イギリスでは古くから魔除けとして家の庭にエルダーフラワーを植える習慣があり、一般家庭によく見られる馴染みのあるハーブ。そして高価な薬を買えない人々が、薬代わりにしていたことから「庶民の薬箱」と呼ばれています。花粉症の緩和以外でも、薬箱と言われるだけに様々な効果が期待出来る万能ハーブとして重宝されてきました。

・風邪やインフルエンザの緩和
粘膜を浄化して呼吸器系の炎症を抑え、気道をきれいにする。

・アレルギー性鼻炎や花粉症の緩和
カタル症状(鼻水・鼻づまりなどの粘膜の炎症)の緩和。

・デトックス効果
利尿作用と発汗作用で体内の毒素を排出しむくみ予防。

・美肌効果
バイオフラボノイド(ビタミンP)やビタミンCが含まれ、美肌も期待。

味も見た目も女子ウケするハーブ

マスカットのような香りでフルーティーなエルダーフラワーは白いお花がついた見た目にも可愛い女子ウケするハーブです。

ハーブティーとしてティーパックや乾燥したものが販売されていますが、エルダーフラワーのフルーティーな甘さを活かしたハーブコーディアルも人気があります。インテリアにも魔除けにもなるので苗で購入もオススメです。

いつもの料理がオシャレに変身「エルダーフラワー」オススメレシピ

花粉の時期に爽やかに飲める!エルダーフラワーコーディアル

ほど良く甘いシロップは女性も子供も大好きな味。炭酸で割ってジュースとして飲んだり、ヨーグルトにかけたり、砂糖代わりに紅茶に入れたり、ドレッシングに足したり、いろいろな使い方ができます♪

〈材料〉
・水 2 cup
・砂糖 2 cup
・乾燥エルダーフラワー 1/4 cup
・レモン(無農薬、ワックス不使用) 1個
・クエン酸 小さじ 1.5

〈手順〉

①鍋に水と砂糖を入れて弱火で加熱する
② 砂糖が溶けたら火を消し冷ます
③レモンをよく洗い、スライスする
④容器の中にレモン、エルダーフラワー、 クエン酸、砂糖水を入れる
⑤蓋をして冷蔵庫の中で24時間寝かせる
⑥チーズクロス(こし布)を通して液体を絞り出す

※冷蔵庫保管で3ヶ月以内にお使い下さい

活用度大なエルダーフラワービネガーのドレッシング

エルダーフラワーのビネガーを用いたフルーティーな香りの爽やかなドレッシングです。ビネガーはドレッシング以外でも様々な料理に使えます。

【エルダーフラワービネガー】

〈材料〉
・乾燥エルダーフラワー 1/3カップ
・白ワインビネガー 300ml

〈手順〉
①瓶に全て入れ暗い場所で2週間置いてから濾してエルダーフラワービネガーを作る

【ドレッシング】

〈材料〉
・エキストラバージンオリーブオイル 1/2 cup
・エルダーフラワービネガー 1/4 cup
・ガーリック 2斤(微塵切り)
・マスタード 小さじ1
(ディジョンマスタードがオススメです)
・塩 小さじ1
・胡椒 小さじ1

〈手順〉
①材料を瓶に入れ、よく混ぜて完成。

おまけ!【多紗のハマりもの通信】ガーデンの手入れにホームセンター通い

花粉症や黄砂はが嫌ですが、陽気な天気に春はワクワクしますよね。4/27(土)に私のハーブ&スパイスガーデン「Tasha to Hazuki Garden 」でハーブを五感で楽しんで頂ける春のイベントを開催予定!

たくさんのお客様に喜んでいただきたいから、ガーデンの手入れをしながら、新しい苗を探しに毎日ホームセンターをはしごしています。

写真/雲川多紗 取材・文/矢野真理子

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