リミットは朝10時!オカサヤ式毒出しで体重1割減も夢じゃない【岡 清華のDetox Wellbeing連載③】

日本式アーユルヴェーダの開発者で、約5万人の不調(特に詰まりや滞り)の改善に寄り添ったMOTHER代表のオカサヤこと岡清華さん。彼女が提言するのは “デトックス・ファースト”。正しく取り入れて、きちんと排出をする。無理なくほんの少しだけ習慣を変えてみるだけで、心と身体の消化力が高まり、人生までもが軽やかにシフトチェンジできるそう。

岡さんが難しそうなアーユルヴェーダを私たちにも取り入れやすい形で教えてくれるレッスン連載、これまでご紹介した「しょうが白湯」「鼻うがい」とともに、今回は朝10時までのデトックスゴールデンタイムにぜひやってほしい毒出し習慣を総まとめでご紹介します。

岡清華(OKA SAYAKA) Profile
MOTHER 代表。管理栄養士、アーユルヴェーダ・ヨガ講師。日本式アーユルヴェーダを確立し商品開発やイベントなどをプロデュース。スクールも開講しあらゆる不調に寄り添い、真のウエルネスに取り組んでいる。

著書 溜まっているオトナを巡らせる
「無敵のデトックス大全」(¥1,540/ワニブックス)
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LESSON3「デトックスゴールデンタイムにやっておくべき毒出し3か条」

今までの連載でもご紹介したように消化力さえ整えば、老廃物の蓄積、ココロの滞り、睡眠の質など体のあらゆる巡りが整い、現代のオトナが抱えている不調の改善が期待できます。
体が重い、だるい、むくんでいる、そんな人は体内に溜め込んでいる毒素が原因がひとつかも。体重の約10%はあると言われる毒素の排出、デトックスファーストを心がけて毒出し体質を目指しましょう。

①就寝中に浮き上がってきた毒素を流しましょう

朝の排出に合わせて、毒素を粘膜に浮き上がらせるという自然の仕組みを私たちの体は持っています。その毒素をきちんと流してあげることがデトックスの第一歩です。以前ご紹介した鼻うがいとともにぜひ朝起きてすぐにやってもらいたいのが、「舌磨き」です。
舌の上の白い苔(舌苔)は睡眠中に体内を巡って集められた毒素です。そのままにしておくと朝10時以降に消化力が高まってきたタイミングで再吸収されて毒を体内に戻すということに。これではデトックスにはなりませんよね。起きたらまず歯磨き、舌磨き、鼻うがい、でしっかり毒素を流してから水分を摂ったり、朝食を摂ったりしましょう。
MOTHERのオリジナルタンスクレーパーは、本場インドで使われているものよりひとまわり小さい、日本人の舌に合わせて特注で作っています。また、日本の伝統である真鍮工芸の技を取り入れて、清潔で手に持ちやすいフォルムにこだわりました。

鼻うがいについての過去記事はこちら→2023年のモーニングルーティンはコレ!初心者でも簡単!風邪予防にもなる「鼻うがい」【岡 清華のDetox Wellbeing連載②】

[MOTHER]オリジナルタンスクレイパー
3,300円(税込)
■□■ 使用方法 ■□■
タンスクレイパーで7回程度舌を奥から手前にスライドさせて優しく撫でるようにして舌苔を落とします。
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②朝一番の水分は排出を促すひと手間を

鼻うがいと舌磨きを済ませて粘膜の毒素を落としたら、まず最初に口にする水分はデトックス効果の期待できるひと手間をお勧めします。第1回でご紹介した『しょうが白湯』はしょうがの薬効効果で消化力を高めて体内に溜まった毒素を流しやすくします。そして便秘気味の方にお勧めしたいのが「干しぶどう水」です。干しぶどうはミネラルが豊富なアーユルヴェーダ食材、乾燥している状態は腸内も乾燥させてしまうので、ぜひ水でふやかして摂ることをオススメします。水で戻した干しぶどうは、甘いものを欲したときのおやつ代わりにもなるので常に作っておくといいですよ。
前夜のうちに数粒の干しぶどうをミネラルウォーターに浸けて、朝ゆっくり噛んで唾液と混ぜながら食べて、浸けた水も一緒に飲みましょう。
前日漬けるのを忘れた場合は、お湯に15分くらいつけておいてもOKです。

しょうが白湯についての過去記事はこちら→体重の約1割は老廃物⁉ 5万人の不調を改善!日本式アーユルヴェーダのススメ【岡 清華のDetox Wellbeing連載①】

③ストレッチ性の高いヨガで巡りを整えましょう

朝に余裕があれば、簡単なストレッチができるヨガをほんの数分でいいので取り入れていただくと、巡りが整い、摂取→消化→排出のサイクルが潤滑になります。何度も繰り返しますが、消化力があれば多少の食べすぎや不摂生があっても体がちゃんとコントロールして毒素をためない体質に導いてくれます。ぜひとも日本式アーユルヴェーダを取り入れて、健康美人を目指してくださいね。

【HOW TO】
①朝はまずお腹の筋肉を伸ばして、腸に始動の合図を送りましょう。

②あぐらをかいて、骨盤を起こして左右に伸ばします。

③あぐらの足の片方を腿の外側に。立膝をします。そのまま無理のない範囲で上体をひねります。余裕があれば合掌をしましょう。

次回は、1日の疲れをリリースする日本式アーユルヴェータの夜の過ごし方をお伝えします。お楽しみに!

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撮影/中田陽子(MAETTICO)

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