2022年4月、不妊治療の公的医療保険適用がスタートして、さらに注目が集まっている妊活＆不妊治療。けれど、女性が妊活に積極的になっていても、男性は妊活への心理的抵抗が高くて妊活がうまく進まないと悩んでいるという夫婦も多いようです。
そこでTENGA
ヘルスケアの妊活サポートアイテムによる、おうちで気軽にできる男性妊活をご紹介。生殖心理カウンセラー平山先生に、妊活への上手なアプローチ方法も教わりました！
男性にのみに原因と、男女両方に原因をプラスすると、男性に原因がある割合は合計48％。つまり不妊の約半分のケースで男性側に原因があると判明。
男性は女性の約2.5倍
抵抗を感じている
不妊の原因は男性にもあるにも関わらず、女性に比べ、男性はなかなか積極的になれないのが現実のよう。妊活夫婦のカウンセリングに実績のある生殖心理カウンセラー平山史朗先生によると「実は男性は妊活に対して消極的なのではなく、知識がない人がほとんどなんです。セックスができていれば妊娠できると思っている方が大半。妻が不妊で悩んでいても、夫は『大丈夫、いつかできるよ』と思っていて夫婦間で意識のズレが生じているというケースが多いですね。
夫の『大丈夫』という前提を覆し、妊活に前向きになってもらうには、感情的に訴えると逆効果なことが多いです。『最近の日本の統計からは、私と同じ○○歳の女性が体外受精したときの妊娠率がこれくらいで…』と客観的なデータを交えて論理的に伝えられると良いですね。プレゼンのように資料を見せながら視覚から訴えるのもビジネスや研究発表などに慣れている男性には効果的です。
そもそも妊活に対する思いが二人でずれているのは決して珍しいことではありません。『子どもが欲しい』では一致していたから結婚したとしても、『治療して何としてでも子どもがいないとダメ』なのか『いたほうがいいけどできなかったらしょうがないよね』なのか、『欲しい』以上の思いについては話し合っていないカップルがほとんどです。それが妊活の段になって『欲しいって言ってたのにどうして妊活に協力的じゃないの？！』という怒りや『2人でも幸せなのにどうしてそこまで子どもにこだわるのかわからない』という戸惑いとしてカップル関係に影を落としてしまうのです。
思いが違うことがわかっても、そこからもう一度、カップルの人生計画を年表にして一緒に作るなど、いつまでに子どもが欲しいのかを明確にして、妊活や不妊治療のスタート時期を逆算して話し合うことも一つの手ですね」とのこと。男性脳に響く、アプローチの仕方も教えていただいたので、次パートからの具体例もぜひ参考に。
公認心理師、臨床心理士、生殖心理カウンセラー。
2003年より東京HART クリニック臨床心理士として活躍。2021年6月、不妊や生殖の問題に特化した心理カウンセリング施設「東京リプロダクティブカウンセリングセンター」を開設。
妊活に興味を持ってくれた夫と、
何からどう始めれば良いかわからない。
ならば、まずはおうちで簡単にできる
妊活からスタートしませんか？
平山先生による夫へのアプローチ方法も
参考にしてみて！
自分の体を知る一歩として使って欲しい、スマホ用精子観察キット。光学的550倍のレンズ、スポイド、シールなどが同梱され、スマホのカメラで精子の数や動きを簡単に視認できます。iPhoneアプリ＊なら精子の数値解析までも可能で、精子の状態を客観的に知ることができます。精子は体調によって状態が変化するので4回分入っているのも安心。
＊androidでは、カメラでの精子の観察のみ可能です。
「検査キットを楽しめるカップルは『一緒にやってみよう！』でいいけれど、少しでも不安を感じている夫には、『お医者さんも推薦してるちゃんとしたものみたいだよ』と、医師という権威を利用してみてはいかがでしょうか。結果が心配で嫌がる男性も多いので、『私は結果を聞かないからやってみたら』とか『この結果についてオンラインで相談もできるらしいよ』と少しでも不安を取り除いてあげるとさらに受け入れやすくなると思いますよ」（平山先生）
精子は、体の老化や健康状態で減少したり、質が低下したりするもの。成分は医師が監修し、イキイキした細胞の育成・増強に有効だと報告されているプリマビエのほか、精子の維持をサポートするコエンザイムQ10、亜鉛などを配合。“高品質で低価格”もポイントです！ 新しい精子ができるまでには約3カ月かかるので、3カ月以上飲み続けてみて。
「意外とサプリメントに抵抗が強い男性も多いのですが、それは『させられている』感じがするから。また、女性が少しでも妊娠のためにと思ってサプリや漢方、鍼灸などを取り入れている努力も、『必死すぎる』と若干引いてしまっている夫も。だから、アプローチで大事なのは、『無条件にこれさえすればと信じているわけではないけれど、少しでも効果があることを期待して頑張っていることを理解してほしいし、あなたがサプリを飲んでくれることは、直接的な効果だけじゃなくて、私にとって二人で一緒に妊活をがんばっている感じが持てて、とてもうれしいことなんだ』と夫の努力が妻に役立つことだと理解させることが大切です。『それで妻の機嫌がよくなるなら…』と飲んでくれる方も多いようです」（平山先生）
夫婦のタイミングが合わせづらい、義務的なセックスがつらいなどの妊活のお悩み。それを解決へ導くのがシリンジ法で、医療機器としても認可されている精液注入用のツールが「Seed in」です。マスターベーションで精子を採り、Seed inを使って膣内に注入するもので、セックスと妊娠率に大差はありません。妊活のストレスを軽減できるのが魅力です。「Seed in」は清潔第一で、痛みや負担を避けた形状を徹底追及しているのも特徴。
「排卵日EDというのもあり、セックスができない、したくないなど、セックスが上手くできないことに対してモヤモヤしている夫婦も多いと思います。けれど、セックスができなかったという経験を積み重ねてしまうと、夫婦関係が悪化してしまう可能性も。なので、セックスと妊活を切り離し、セックスはふたりがしたいときに、妊活はシリンジ法にするなど、ふたりの関係を良くするため、性生活を取り戻すために使おうという提案がいいですね」(平山先生)
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いよいよスタートした不妊治療の保険適用。タイミング法や人工授精等の｢一般不妊治療｣、体外受精・顕微授精等の｢生殖補助医療｣について、基本治療はすべて保険適用されることとなり、窓口での負担額が治療費の3割となりました。
※これまでの助成金と同じように、治療開始時、女性の年齢が43歳未満であることという条件や、体外受精（顕微授精）の胚移植回数に通算6回(40〜43歳は3回)までという回数制限はあり。
これにより自治体による助成金が基本的に終了となりましたが、不妊治療を始めたい人にとっては、入口のハードルが下がったといえそうです。
平山先生によると「実際の保険制度の運用に関しては、まだ国からも確定的な情報が少ないため、4、5月は医療機関もまだ混乱していると思われます。この時期は様子を見て、情報収集期間にしてもいいかもしれません」。
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