1000年以上の長い間、塩職人“パルディエ”たちが伝統製法で作ってきた
フランス・ブルターニュ半島のゲランドの塩。
サラダにかけるだけで、素材の美味しさが何倍にも感じられると、
口にした人たちを虜にしています。石井さんもその一人。
お塩にこだわれば素材の活きた食事が楽しめる、
それを証明してくれるゲランの塩は、わずかに水分を含み、しっとりした質感で、
シャリシャリとした「塩」そのものを感じられる食感が魅力です。
ミネラルは体のコンディションを整えてくれるので不足すると薄毛、肌荒れ、体調不良などに繋がるといわれています。例えば、カルシウムが不足すると骨が弱くなったり、不眠症などを引き起こす原因に。またカリウムが不足すると精神不安定や食欲不振などを引き起こすそう。こういった美容と健康に必要な成分を少しでも摂っていきたいと考えるなら、塩もただ味をつけるという役割より、塩そのものにこだわって良質な栄養素を摂るほうが◎。
「ゲランドの塩」はミネラル成分が豊富で、塩味だけでなく、旨味をもたらします。食材が持つ本来の美味しさを引き出してくれるので、シンプルな料理ほどその味を引き立ててくれます。
「こだわるとキリがない!」、と最近思うのがお塩。シンプルですが奥の深い調味料で、サラダにかけるだけ、おにぎりに使うだけで格段に美味しくなるなど、こだわり出すとキリがないところが面白い! 実は、料理でよく使うお塩はもっとたくさんあって、私は料理によって使い分けを楽しんでいます。中でも気に入っている「ゲランドの塩」は、ミネラル分が高いお塩。素材の旨味を引き出してくれるから、焼いたお肉にほんの少量かけただけで、おいしさがアップします。
塩分はミネラルを摂るものとして必要ですが、摂りすぎは良くありません。そういう点でいうと、ゲランドの塩は量を使わなくても味が引き立つので減塩にもつながると思います。
フランス現地では「フルール・ド・セル(塩の花)」と呼ばれ、様々なシェフたちに愛用されています。大西洋にひろがる1800ヘクタールの広大な塩田。そこでパルディエという塩職人たちが1000年以上にわたり守ってきた製法は、塩田の水面に最初に浮かぶ白い小さな結晶を摘むように手作業で行われるもの。太陽の光と風の力だけで結晶化した塩を「ルス」という道具を使って収穫します。夏の間だけ収穫できる希少な塩(あら塩の1、2割程度しか収穫できません)は、その味の良さが評判を呼び、塩の名前でもあるゲランドの町は栄えたといわれています。味わいは、まろやかで、余韻にほんのりとした甘みを感じさせます。この余韻を楽しむために、調理の仕上げにお使いください。