\クリスマス料理が決まらないママに朗報!/ハーフ直伝!本場仕込みの映えメニュー【人生が変わる多紗のハーブ&スパイスLESSON⑱】

サンタさんからプレゼントはもらえなくても、子供も大人もワクワクしちゃうクリスマス。チキンにポテサラ、毎年作っているけれどマンネリ気味⁉ 今年はアッと言わせる食卓にしたい!でも何を作ったいいのかわからない!そんなママに朗報です!

New Yorker と大阪人の大阪市出身ハーフ!ハーブ&スパイスの専門家雲川多紗さんに、簡単なのに家族や友人に褒められ、美味しく映える本場仕込みのクリスマス料理を教えてもらいました。ハーブ&スパイスは美味しさだけじゃない、身体にもやさしいので胃もたれもせず元気になりますよ。

JAMHA認定ハーバルセラピスト
雲川多紗

【Profile】
有機ハーブ&スパイス販売店 Tasha to Hazuki 代表。

離乳食をきっかけに「子供に安全で美味しいものを食べさせたい。」気持ちから、ハーブ&スパイスに目覚める。7年間ハワイの医大で勉強した経験も活かし、スパイス&ハーブ検定2級、スパイス&ハーブコンサルタント、ハーバルセラピストの資格を取得。
オーガニックスパイスとハーブの商品開発と使用方法や薬用効果を広く伝えるため有機ハーブ&スパイス販売会社を立ち上げる。 現在は大阪市内にオーガニックハーブ園もオープンさせ、料理教室やワークショップを開催。インスタはこちらから

【INDEX】

子供も大人も虜にする味!ラザニア風ボロネーゼスープパスタ

お鍋に材料を入れて煮込むだけの簡単レシピ!映えるのに、子供から大人まで大好きな味で、寒い日に何度もリピートしたくなるとっておきのレシピです。

もちろん、ハーブとスパイスは欠かせません。
身体を温める「シナモン」、胃腸を温め抗酸化作用もある「クローブ」、疲労を回復する「ローリエ」、風邪を予防する「イタリアンパセリ」。美味しいのに健康効果がたくさんあります。

 

〈材料〉4人分
・★オリーブオイル 1/4cup
・★ホール黒胡椒10個
・★クローブ5個
・★シナモンスティック1本
・★ローリエ1枚
・玉ねぎ1個
・にんじん2本
・セロリ2本
・ミンチ(牛、豚) 300g
・塩 大さじ2〜3
・胡椒 大さじ1
・ニンニク5斤
・赤ワイン 1本(750ml)
・牛乳 400ml
・トマト缶 2個
・砂糖 1/4cup
・ナツメグパウダー 小さじ1
・イタリアンシーズニング 大さじ1
・ラザニアパスタ
・フレッシュバジル 1cup
・フレッシュイタリアンパセリ 1/2 cup
・パルメジャーノチーズ お好みで

<手順>
1.鍋に★を入れて、弱火で加熱する
2 微塵切りにした玉ねぎ、にんじん、セロリを入れ中火で炒める
3 ミンチ肉に塩、胡椒をし、肉の塊を潰しながら炒める
4 微塵切りにしたニンニクを足して、炒める
5 全体的に火が通ったら赤ワインを入れ、弱火で煮詰める
6 アルコール臭がなくなったら牛乳を入れ、引き続き煮詰める
7 水分が半分になったらトマト缶、砂糖、ナツメグパウダー、イタリアンシーズニングを足して煮込む
8 ラザニアのパスタ麺を手で一口サイズに割ってソースに入れる
9 微塵切りにしたフレッシュバジルとイタリアンパセリを入れる
10 ラザニア麺が柔らかくなったら完成!
11 器に盛り付けて、お好みでパルメジャーノチーズをかけてお召し上がりください。

※必要に応じ塩、胡椒、砂糖、イタリアンシーズニングを調節してください。

クリスマスの定番スイーツ!パリパリジンジャークッキー

日本ではあまり習慣になっていませんが、ヨーロッパではクリスマスに欠かせないクッキーがあります。クリスマス時期にはあちこちで販売され、家庭でも作られる「ジンジャークッキー」。

ジンジャークッキーの由来は、16世紀頃イギリスで流行ったペストの予防に、当時の国王ヘンリー8世が「ショウガ」を食べることを国民にすすめたことが始まりといわれています。また、ショウガやシナモンには魔除けの効果があり、家族の無病息災を願うために食べられるようになりました。

スパイスの効いたクッキーは、食後のほっこりティータイムにオススメです。

グラニュー糖と三温糖を使う理由は味です。グラニュー糖は上白糖より「素直」な甘さで、三温糖はコクが出るので、2種類をおすすめしています。また、日本ではなじみのないモラセスはジンジャークッキーの甘さのベースになるので代用できません。通販でもスーパーでも販売しているので、この機会に新たな調味料にチャレンジしてもらいたいです。

 

〈材料〉
・無塩バター 170g (常温にもどす)
・グラニュー糖 250g (150g と 100g に分ける)
・三温糖 50g
・モラセス(糖蜜)110g
・バニラエッセンス 5g
・卵1個
・★塩 小さじ 1/2
・★重曹 小さじ2
・★ジンジャーパウダー 小さじ 1.5
・★シナモンパウダー 小さじ1
・★クローブパウダー 小さじ1/4
・★小麦粉 285g

<手順>
1オーブンを180°に予熱する
2大きなボウルに無塩バター、グラニュー糖150g、三温糖を入れて、電動泡立て器でふわふわになるまで混ぜる
3 モラセス、バニラエッセンス、卵を足して混ぜる
4 ★を足して、スパチュラで織り込むように混ぜ合わせる
5 冷蔵庫で1時間寝かせる
6 スプーンで30g〜40gのボールをクッキー生地で作る(約28個)
7 100gのグラニュー糖をお皿に平らにひく
8 ⑥をグラニュー糖で軽くまぶす
9オーブン用バットにたっぷり間隔を空けてボールを並べる
10オーブンで15分焼く
11 クッキーラックで冷まして完成♪

※このクッキーは焼く時に広がるので、間隔は広めに!
※完全に冷めるとパリパリサクサクのクッキーになります!
※焼き上がってから5日以内にお召し上がりください。

おまけ!【多紗のハマりもの通信】手作りサワードウ

サワードウを知っていますか?スーパーで売ってるイーストのパウダーを自家製で育てた発酵種を使って膨らますパンで、市販のものより含まれてる菌と酸が種類豊富なんです。

この菌と酸は人間の腸内環境に似ていて、イースト菌を生地に入れる事によって、菌がグルテンを食べ、ガスを発生させて生地が膨らみます。なので、パン生地を発酵させた時点で、消化の一度過程を通過してるイメージです。

市販のパンと比べてお腹にやさしく、腸内環境も整え、ほんのり酸味があって、家族全員が美味しいとハマっています。

8月から育て、週2ペースで天然酵母のパンを焼いてます♡パンだけでなく、シナモンロールやピザ生地、イングリッシュマフィンも手作りするようになり、どハマりしてます。最初のころは仕込みから焼くまで約48時間かかるし、失敗もたくさんあって大変でしたが、今では楽しんでいます。

写真/雲川多紗 取材・文/矢野真理子

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