「ラー油」で痩せる!? 代謝アップスパイス「唐辛子」の若返りレシピ【人生が変わる多紗のハーブ&スパイスLESSON⑨】

20代の頃は、食べる量をちょっと減らしただけ1㎏は痩せたのに、代謝が確実に落ちて40代になると500gもなかなか減ってくれない!「これが中年太りというやつか」と嘆いている皆さんに朗報!

今回はハーブ&スパイスの専門家雲川多紗さんに、代謝を上げるスパイス「唐辛子」で、美味しく体内から若返るレシピを教えていただきました。うだるような暑さにも、ピリっと辛い唐辛子で夏バテも吹き飛ばせます!

露出が増える時期、少しでも引き締まったボディにラクしてなりたい!(笑)そんな方はぜひ読んでください。

メディカル ハーブ&スパイス コンサルタント
雲川多紗

【Profile】
New Yorker と大阪人の大阪市出身ハーフ。
有機ハーブ&スパイス販売店 Tasha to Hazuki 代表。

離乳食をきっかけに「子供に安全で美味しいものを食べさせたい。」気持ちから、ハーブ&スパイスに目覚める。7年間ハワイの医大で勉強した経験も活かし、スパイス&ハーブ検定2級、スパイス&ハーブコンサルタント、メディカルハーバリストの資格を取得。
オーガニックスパイスとハーブの商品開発と使用方法や薬用効果を広く伝えるため有機ハーブ&スパイス販売会社を立ち上げる。 現在は大阪市内にオーガニックハーブ園もオープンさせ、料理教室やワークショップを開催。インスタはこちらから

【INDEX】

唐辛子はダイエットの味方!美肌にもつながるスパイス

激辛ブームは唐辛子の刺激を求めて食べている人が多いように思います。でも本来、唐辛子は料理のアクセントになりながら健康効果もあるスパイスの一種。
適度に美味しく取り入れながら、ダイエットの手助けや美肌につながる女性に嬉しいスパイスです。

新陳代謝を促進
唐辛子に含まれるカプサイシンは体温を上げ代謝を促進してくれます。体温が上昇することで血流も良くなり、肩こりの軽減や浮腫み解消にもつながります。

脂肪分解効果
唐辛子をただ食べただけでは痩せません。カプサイシンには脂肪を「分解」する効果があるので、食べたあとは適度に有酸素運動をすると脂肪を燃焼してくれ痩せやすくなります。

美肌効果
カプサイシンには老化と病気の元と言われる活性酸素を抑制する働きがあります。また、ビタミンCも豊富なのでシミシワを予防し、美肌効果をもたらします。毎日唐辛子を食べる文化の韓国人に美肌が多いのも納得ですね。

1日どれぐらいまで食べていいの?

激辛番組に激辛料理、スーパーには激辛アイテムが並び、唐辛子の人気は年々加速しています。が、食べ過ぎると胃の粘膜を傷つけ炎症を起こしたり、腹痛や下痢になることもあるので注意してくださいね。

唐辛子の1日の最大摂取量は「体重1㎏につき50gまで」が目安です。体重50㎏の人なら250gまで。

一般的なスーパーで売られている鷹の爪は1袋7g。瓶に入っている七味唐辛子は15g。生の唐辛子は約5g…。250gはかなり多いと分かりますよね?痩せるかもと過剰摂取せずにピリ辛ぐらいで効果は充分です!

どんな料理にもちょい足しできる!手作りラー油で脂肪燃焼

脂肪を燃焼させようと唐辛子を生で食べるのは、よほどの辛い物好きじゃないと厳しいです。辛いものが好きな人も、苦手な人もいつもの料理にちょい足しできる万能調味料だと便利ですよね。市販のラー油よりもヘルシーで唐辛子たっぷりの手作りラー油なら毎日続けられます。

「でも油でしょ!カロリー高いんじゃないの?」と思っている人でも大丈夫!大さじ1でも約100kcal(そんな大量に使う人は少ないと思います)。かけすぎなければ唐辛子の力を発揮して脂肪を燃焼してくれます。

<食材>
・★チリフレーク 1/2 cup
(乾燥した唐辛子なら大粒でも小粒でもOKです)
・★スモークパウダー 大さじ1
(パプリカパウダーでもOK)
・★塩 小さじ1
・★砂糖 小さじ1
・★胡麻 小さじ ½
・油 1 cup
・☆生姜 1カケ
・☆紫玉ねぎ 1/2個
・☆ニンニク 3カケ
・☆スターアニス  2個(水に漬けておく)
・ごま油 大さじ1

<手順>
①★の食材をボウルに入れて、油を少し足してペースト状にする
(これにする事によって焦げるのを防ぎます!)
②小鍋に油を入れてグツグツするまで加熱する
③☆の食材を、上から順番に入れて狐色になるまで炒める
④☆の食材を油から取り出す
⑤ぐつぐつした油を★のペーストに少しずつ足す
⑥ごま油を足す
⑦瓶に移して完成♫

※保存方法は夏場は冷蔵庫で、それ以外は常温でOK。1か月くらいで使い切るのがベストです。

暑い時ほど熱い食べ物を!夏野菜のチゲ鍋で発汗&夏バテ防止

暑い日は冷たい飲み物や、さっぱりした食べ物を食べがちですが、冷たいものを過剰に摂ると胃腸や内臓の働きが弱くなり夏バテの原因にもなります。暑い時こそ、熱い食べ物で胃腸の働きを活発に!発汗作用で代謝も良くなり、夏バテ防止にもなります。
唐辛子は赤でも青でもお好きな方にしてくださいね。唐辛子は熟すほど辛いので赤唐辛子の方が辛いもの好きな人にはオススメです。

<材料>二人前
・ごま油  大さじ2
・キムチ 1 cup
・ニンニク(スライス) 2斤
・青唐辛子か赤唐辛子(輪切) お好みで
・トマト大(ぶつ切り) 1個
・水 2 cup
・アサリ(塩抜き済) 1パック
・豆腐(絹) 1丁
・☆コチュジャン 大さじ2
・☆粉唐辛子 お好みで
・☆牛肉ダシダ 小さじ2
・もやし 適量
・オクラ 6本
・卵 1個
・ネギ(スライス) 適量

<手順>
①中火で 熱した鍋にごま油、キムチ、ニンニク、唐辛子、トマトを入れて炒める
②トマトに熱が通ったら、水とアサリを足す
③ 豆腐の形を崩して入れる
④ ☆を足して煮立てる
⑤味見をして辛さなどの味を調整する
⑥もやし、オクラ、卵を入れて火を通す
⑦ ネギをトッピングして完成♪

中華出汁や鶏出汁なども試してみたのですが、チゲ鍋(韓国料理)にはやっぱり「牛肉ダシダ」が一番美味しいです。スーパーでも手軽に買えるので、是非ダシダで作って下さいね。

おまけ!【多紗のハマりもの通信】カリフォルニア発オーガニック調味料♡

日本初上陸のカリフォルニア発のオーガニック調味料「Healthy On You」は有機ハーブとスパイスが絶妙に調合され、これを使うだけで料理上手に♡

私のWEBサイトリニューアルhttps://tashatohazuki.com/を兼ねて、取り扱いできるようになりました!全部で20種類あるので、ハーブ&スパイス料理のハードルを下げるために、「まぶして焼くだけ」のレシピを色々お試し中です。

写真/雲川多紗 取材・文/矢野真理子

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