新たな出会いも多い春は、ヘアも華やかに見せたいけど、朝はとにかく時間がなくてメイクだけで精一杯…。そんな多忙な方でも、パーマ＋乾かし方のコツで、コテで巻いたようなおしゃれヘアが完成しちゃうんです！ 似合う万能巻き髪風パーマをレングス別でご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。今回はミディアムバージョンです。

教えてもらったのは…

chobii銀座 高柳 誠也さん
小顔に魅せるカットや、顔周りのデザイン、柔らかい質感に見せるパーマが得意。東京エリアトップのデジタルパーマ指名率で、再現性の高いパーマにファンも多い。髪質やダメージ具合に合わせて、似合わせメニューを提案してくれます！
Instagram：＠seiiyaa

フォルムにくびれをつくる「S字ミディアム」が大人可愛い！

「大人世代の髪は、『白髪、うねり、広がり』が出てきやすく、ここをしっかりケアしないと途端に老け見えしてしまいます。そんなエイジング髪に、実はパーマがオススメ！パーマというと、痛みやすくて昔っぽいイメージかも知れませんが、今はパーマ剤の質も良くなり、クセや広がりのあるエイジング毛を抑え、扱いやすい髪に仕上げてくれるんです。とは言え、白髪染めをしている髪はやはり元々ダメージがあるため、パーマをかけるときはアルカリ性ではなく酸性の薬剤を、温度は高温ではなく低温にし、ダメージを最小限にしたデジタルパーマをかけることが大人世代には大切です。

大きなS字を描くくびれシルエットは、韓国を筆頭に大人気の髪型。トップはふんわりさせて、首周りや首下にくびれをつくったスタイルが年齢を問わず人気ですが、そのS字をパーマで簡単に再現することができるんです！ポイントは、パーマをかけるときに髪を横3ブロックに分け、ロッドの大きさや巻き方を変えること。そうすることで、トップは立ち上がり、中間は広がらず、毛先にふんわりとしたカールをつくりながら、大人世代にふさわしい自然なS字カールができます」（高柳さん）

【LET’S TRY】

▪️オーダー方法▪️
トップセクションは23ミリのロッド、ミドルとアンダーは20ミリのロッドを使い、トップは根元まで巻き込み、ミドルは根元から15センチ残して平巻き、毛先は1.5回転の平巻きに。酸性の低温デジタルパーマなら、ダメージを抑えてパーマをかけることができます。

▪️スタイリング方法▪️
濡れた髪を8割ほど乾かしたら、縦に4つに分け、指でくるくると外側にねじりながら乾かしていきます。
乾かした毛束を崩す前に、オイルを手のひらにとってしっかりと馴染ませます。それからカールをほぐしながら、中間から毛先にオイルを塗布することで、S字くびれカールに必要なツヤ感とまとまりが出ます。最後に毛先からくしゃっと持ち上げるようにセットすると、弾力のあるカールがつくれ、お出かけ先でもサッと手直しができますよ！

▪️スタイリング剤▪️

質感は重めだけど、のびが良いのでミディアム〜ロングの方でも少量でしっかりとツヤ感が出せます。
トラックオイルNo.3  90ml 4,180円(税込)（編集部調べ）
＊chobiiにて販売

大人のためのスタイリングポイント

「まだ髪が濡れてる状態で、顔周りの髪を指でくるくると外巻きにし、ねじった髪にまんべんなく風を当てながら乾かしてみてください。乾いたら、オイルを少量手になじませてから、毛束をほぐすように中間から馴染ませると、ツヤのあるS字が出来上がります、前髪と合わせて流れるようなラインをつくることで、顔を小さく見せることができますよ！」（高柳さん）

「顔まわりのくびれをつくるのが難しくいつも苦戦してたけど、今は簡単にできちゃうから、朝の時間を有効に使えてます！」（池田さん）

ヘアモデル／池田真代　撮影／白倉利恵（光文社）