長年の惰性と適当さに活をいれ「すっぴん力」を取り戻す<潤す編>
一度、肌の満タン状態を知る。
その上でハンドプレスで 毎日そこに近づけて
化粧水で均一に肌が潤っていない と、その後の美容成分がきちんと届かず、効かせられません。化粧水は叩いたら入るものと思っていませんか? そうではなく、ハンドプレスが基本。忘れずにつけてほしいのは目の下とこめかみです。こめかみは横から見られることの多い場所ですが、意外とキメが粗い人が多いです。そして一度、自分の肌の満タン状態を体感してみてください。ハンドプレスして化粧水を入れ込んだら、すぐにもう1回同じようにつける。それを繰り返すと、ある時から化粧水が手に残りもう入らなくなります。 私は乾燥時には10回ほど繰り返します。その肌状態を覚えてください。ひんやりしっとりです。毎日その肌触りに近づくまで化粧水を重ねることで、肌はみずみずしさで満たされ、その後の水路を作ります。
ひたひたに均一に満たすために
気をつけたいポイント
美容液レベルの こっくり化粧水は 重ねづけには不向き
何度も重ねたいから、こっくりとした美容液のような化粧水は、必要なし。次の水路を作るためだから、みずみずしさを重視して。
コットン使いは封印! 手の体温も浸透には大事です
コットンでパッティングは肌刺激の元凶。「叩いたら入り込む」は間違いです。ハンドプレスなら肌状態を直に感じられるうえ、しっかり肌の奥まで入れ込めます。
HOW TO
すみずみまで潤いで 満たすための
化粧水のステップ
肌細部と内側まできちんと潤すための化粧水のつけ方を見直して。「こんなにもまだ潤える!」と肌の変化を感じるほどに「肌力」が復活します
STEP1
500円玉大が1回の適量 。これを毎回重ねづけ
化粧水は手のひらからこぼれそうな 500 円玉より少し大きいくらいが1回につける量。毎回この量を繰り返し重ねづけして、表面ではなく奥まで一日中潤っている肌を作ります。
STEP2
手のひらを合わせて
化粧水を温め
浸透力 UP
両手を 3 秒ほど合わせて、化粧水を手で人肌に温めます。このひと手間で化粧水がより肌の奥まで浸透し、その後の有効成分を届ける水路をしっかりと作ります。
STEP 3
心地よさを感じながら
満タン状態まで重ねづけして
1 ~ 3 までのプロセスを肌が満タン状態になるまで繰り返します。その回数には個人差があり日によっても違います。ルーティーンにならずに、肌が潤いで満たされる気持ちよさを感じながらつけて。
STEP4
潤すことで目の下の小ジワ感も
少しずつ薄くなります
顔全体につけた後、ダメージを受けやすく乾燥しやすい目の下は、薬指の腹でなじませて〝指パック〟し、キワまで浸透させて。5 秒くらい優しくプレスすると効果的。
STEP5
ザラつきがちなこめかみも
忘れずにハンドプレス
両頬、おでこと顎、小鼻につけてハンドプレス。意外とこめかみはボコボコしていたり、ザラついていたり、シミになりやすくケアが手薄になるパーツ。きちんとこめかみにもハンドプレスを。
STEP6
ひんやりしっとりしているのが
潤いで満たされた証拠です
肌を触ってみて、しっとりしてふっくらしているのが潤いチャージ完了のサイン。この肌状態になれば朝からメーク崩れせず、一日潤ったまま。夜はしっかりと美容成分が届き、リカバリーできます。
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50代の「洗うこと」と「潤すこと」の
意味と正解を教えてくれたのは
Riche Eyelist Academy主宰 ・美容家
石井美保さん
まつげサロンを14年経営し、アイリストの育成の傍ら、豊富な美容知識を生かした美容カウンセリング、パーソナルコンサルティングなどを行う。洗顔で変わったという毛穴レスなつるりん肌には感動。