世界からも一目を置かれる日本のコスメができるまで
私たちの日々の生活に欠かせない数々の化粧品。でもその化粧品が、どのような場所でどうやって作られているかを目にすることはなかなかできません。そこで、普段はなかなか入ることのできない化粧品工場「ケアリングジャパン」に特別に入れて頂いて、化粧品ができるまでの工程を見学してきました。そこで驚かされたのは、日本の化粧品工場の徹底した管理体制でした。
株式会社 ケアリングジャパン(静岡県静岡市)
1961年創業。環境と肌に優しい化粧品づくりを目指して、日本初となる国際的オーガニック認証機関であるECOCERT(エコサート)の工場認証を取得。有機JAS認定を取得した農園とも提携して、本格オーガニック化粧品を製造。化粧品だけでなく、医薬部外品にも対応可能な最新設備を整えています。
|化粧品が作られるまで|
工場内では、髪の毛や埃が商品に混入しないように徹底した衛生管理が行われています。従業員は専用の帽子とマスク、作業着を着用するのは勿論のこと手洗いと消毒を徹底。様々な作業が行われているクリーンゾーンに入る際には、エアシャワーを通過することが必須条件となっています。私たちも着替えを済ませ、エアシャワーを浴びてクリーンゾーンへ!
クリーンゾーンでは、各部屋ごとに異なる作業が行われています。石けんをはじめ化粧品のもととなる液体は、乳化釜などの釜で混ぜ合わせて作られています。ここではすべて機械まかせではなく、マンパワーもプラスして作業が行われます。
こちらの部屋では徹底した衛生管理のもと、充填作業や計量作業が行われます。ミスが起こらないように、一人ワンプロセスで流れ作業で作業が進んでいきます。このようにして、小ロットのものはマシンを使わずすべて手作業で!
別の部屋では、スパチュラなど付属品の入れ忘れのチェックと仕上げの作業が人の力で行われていました。不備のなかったものは包装されていきます。どの作業も手早く行われていて、作業を行う方達の熟練の技が光っていました。
石けんは、”石けん乾燥室”で熟成させて、”湯上げ磨き室”でタオルで磨かれます。この工程をすることで、右側の石鹸のように角のある未完成の石鹸が、熟成して磨き上げられた左側の美しい石鹸になります(色の違いは種類が違うためです)。実は石鹸は手間のかかる製品! この後、ブランド等の刻印がなされ、製品化するまでにはなんと!約3か月もかかっています。
今回の見学で分かったことは、こちらの工場で作られる商品がとても厳しい品質管理と衛生管理の下で作られているということでした。お肌に直接つけるものだからこそ、幾重にも安全性のテストも行われ、歴史の中で安全性と効果が裏付けられた顔料や、国産有機原料などの植物由来の原料など、原料にもこだわり抜いています。日本の化粧品が海外の人からも愛される理由は、効果効能に加えて、これだけの手間暇をかけて衛生的で安全な商品づくりがされているからなのでしょうね。
教えてもらったのは…
オーガニックサイエンティスト
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
JAMHA認定メディカルハーバルセラピスト
大手下着メーカー、キャラクタービジネスなどを経て美容業界へ。美容に関わって31年。マテリアプリマはその知識を駆使し、必要な物を、必要な時に、必要な量と届けられるようにとの思いで作ったブランド。趣味はカーレースで、国内A級ライセンスを所持。
マテリアプリマは、高品質な化粧品有用成分をできるだけシンプルなカタチで提供することにこだわった、マテリアルファーストなブランド。有用成分を単一成分で、最高濃度で提供することを目指しています。マテリアプリマの製品は単品で使うだけでなく、愛用のコスメと簡単に組み合わせても使えるように、M(moisture)、W(bright&luminous)、A(aging-care)、R(return to beauty)の大きく4カテゴリーに分類。そして、すべての高品質な素材が防腐剤対策を行うことなく、フレッシュな状態で使いきれる容量、30mlにしてあります。マテリアプリマは余計なものを加えることなく、厳選された成分を最高の状態でお肌に届けることを追求。自分だけの美のレシピの完成させてくれる、まさに、こだわりブランドです。