入浴で痩せる体作り
「最近太った!?」。そんな時にやりがちなのが、急な運動や夕食断食。
けれど、本当はそれより先に見直すべきことがあります。
入浴を改善して痩せやすい体質にしてみませんか?
Yaseru Karada【入浴】
健康の基本「血流」を良くする
美容家 山本未奈子さん
不規則な生活やストレスで乱れがちな
自律神経を整えることが大切
「適度な運動や食事内容に気をつけることは、理想の体型に近づくのに必要不可欠。ですが、まずは日々の生活を整えることが先決。まず見直したいのかは、入浴と睡眠と腸内環境です。この3つは自律神経に関係しており、不規則な生活やストレスなどで乱れがちな自律神経を整えると、体のコンディションが良くなり、代謝が上がります。そうすると冷えも改善され、痩せやすくなるのです。自律神経には交感神経と副交感神経の2つがありますが、起きている間は交感神経が優位。リラックスしているときは副交感神経が優位になります。この交感神経と副交感神経の切り替えが上手にできると体の調子が良くなり、脂肪も燃えやすくなります。だから、自律神経を整える必要があるのです。質の良い睡眠をとること、そしてよく眠るためには全身浴で血流を良くして、体温を上げることが大切。また、睡眠と入浴法を改善することで、お通じにも良い影響が出てきます。つまり腸の環境を整える=痩せやすい体質になると言っても過言ではありません。 もっと言うと、腸は幸せホルモンであるセロトニンが作られるところ。腸内環境を整えることでハッピーオーラもUPします」
東京都市大学 人間科学部教授 医学博士
温泉療法専門医 社会医学系指導医 早坂信哉先生
「入浴だけで大きなダイエット効果を得るのは難しいですが、きちんと全身浴することで、質の良い睡眠や腸内環境の改善につながります。入浴の最大の効果は血流が良くなること。そしてむくんだ脚などを自然に締め付け、溜まった血液を心臓に戻してくれます。しかし、これは全身浴をするからできること。肩までつかることで血管が温まって広がり、血流が良くなりますし、水圧がむくみをとってくれます。また、質の良い睡眠をとるために、ベッドに入る90分前には入浴を完了しておくのがベター。入浴で体温を一時的に上げ、その体温が下がってくるときにベッドに入ると副交感神経が優位になり、よく眠れるようになります。おすすめは約40度のお湯に合計10〜15分全身浴すること。副交感神経が優位のとき、つまりリラックスしているときに腸は動きます。寝ている間に腸を動かすことで、翌朝、老廃物がスムーズに出るというしくみです。また、一回の入浴で約800mℓの脱水があるので、入浴前と後にそれぞれ400mℓの水分をとりましょう」
撮影/河野 望(静物) イラスト/more rock art all 取材/棚田トモコ 編集/月田彩子
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kokode Beauty
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