憧れのオオニシ恭子先生直伝！　サビついた心と体がよみがえる、５つの食習慣

2016.06.18

女優やモデルをはじめ、美に敏感な人たちから注目を集めるオオニシ恭子先生にインタビュー。ヨーロッパ・ベルギーを拠点に長年、日本の薬膳を伝えてきたオオニシ恭子先生に、健康で美しい心と体をつくるための食について語っていただきます。

美容業界にいると、とてつもなく魅力的な女性に出会えることがあるんですが、今回、お話をお聞きしたオオニシ恭子先生もまさにその代表のようなお方。

オオニシ恭子先生

30年以上にも渡り、ヨーロッパで日本の薬膳を普及してきた食のエキスパート。2011年の震災を機に、日本人の食への意識を見直し、改めて日本食のすばらしさを伝えたいと日本の有機食材をつかった「やまと薬膳」を普及する活動に取り組んでいる。ご自身は動物性の食材を一切口にしないとか。それでも、ご年齢を感じさせない艶やかな肌と髪はアッパレ！　「オオニシ恭子　やまと薬膳」の公式HP:http://yamatoyakuzen.com/

とってもチャーミングで、肌も白く透明感があってツルツル。年齢を感じさせない、美の秘訣はなによりも「食を正すこと」だとか。

そう、私たちの体は、いま食べたものでできています。つまり、心身の状態を整え、キレイで元気な自分になりたい！なら、まずは食生活を見直すことが重要。食べているものを変えれば、体も変わる。体が変われば、肌も心も変わります。これはとっても自然なこと。

生きる基本である食生活の知恵を少しつけるだけで、健康でほがらかに。いつもニコニコと安全に暮らす。美しく、輝いて生きるためのヒントを頂きました。

人生を豊かに美しく、輝かせたい！と願うならまずは以下のことを実践。

オオニシ恭子先生流の輝く人生を取り戻す

食のヒント５つをご紹介！

不調の元・白砂糖を摂りすぎない

疲れたなーと感じた時、つい甘いものに手が伸びてしまっていませんか。けれど、白砂糖の摂りすぎは、太る、だるい、頭痛、冷え、不安、歯痛……など、身体と心のバランスを崩す原因とも言われています。

白砂糖は精製過程で大切なミネラルをほとんど失ってしまいます。そのため、白砂糖を摂りすぎると、体の抵抗力が下がったり、血糖値の急激な変化、さらには身体を冷やし、ウィルスや細菌にも感染しやすく。とくに女性は、ホルモンバランスを崩しやすく生理痛やイライラ、冷えのほか、婦人科系疾患にもかかりやすくなるでしょう。人工的な甘みを美味しい、やめられないと感じているのなら注意が必要です。

甘みには多くのバリエーションがあるのをご存知ですか。加工されていない、上質な甘みを選ぶことが健康でイキイキとした日々への第一歩になるのです。甘みが欲しい時には、果物由来の甘みや本みりん、アガペシロップ、米あめなど天然甘味料を選ぶとよいでしょう。

砂糖を摂るのをやめるだけでも、体が随分と楽になるでしょう。

旬のものをいただく

人も自然の一部。このことを理解していれば、自分たちが暮らす土地のものをいただくこと、季節にあったものを頂くことが大切だとおわかりになりますよね。

土地に根付いたものや旬な食べものには生命力があり、エネルギーに満ち溢れています。さらに、その季節に摂れる食材は必要なエネルギー、栄養素が自ずと備わっています。シンプルだけど、これが最も身体にとって自然で無理がないのです。

ところが今は、お金を出せば食べたいものが手に入り、いつでもたいていのものは口にすることができてしまいます。「美や健康のためには食べ物に気を付けることが大事」だと頭でわかっていても、つい流されてしまう人も少なくないでしょう。でも真冬でも室内で南国の果物やアイスクリーム、冷えたビール‥…などを日常的に摂るという状態では体のバランスが崩れてもしかたのないこと・・・としか言いようがありません。

まずは自分の身近にある食べ物に目を向けてみましょう。

できるだけ“まるごと”いただく

実は、あなたが料理で捨てている部分に栄養がつまっているということがよくあります。たとえば、白米。玄米の栄養のある糠をあえて、捨てているのが白米なのです。生命のあるものを感謝しながら、まるごといただくことこそ、体の身となり栄養となるのです。

考えて食べるクセをつける

「食べるものは、“自分の体に役に立つかどうか”で考える」

世の中にはいろいろ体に良いと言われているもので溢れています。本当に自分に必要なものが何か分からなくなっている方もいるでしょう。そこで、非常にシンプルな考え方をお教えします。今から口に入れるものは、自分にとって役に立つものだろうか―――この問いかけを食べる前にしてみてください。考えて食べるクセをつけるだけで、あなたの食生活はもちろん、代謝機能があがったり、デトックスにつながったり、体の中がクリーニングされていくでしょう。

とくに40代は食生活を見直すチャンス！

「寝ても疲れが取れない」「顔色がすぐれずに、いつもくすんでいる」「子宝に恵まれない」など、病気ではないけど、小さなトラブルを抱えている女性が増えています。

とくに今までは若さで乗り切れていたことが乗り切れなくなってくるのが40代です。私が食の大切を伝えてきたのは、そんな女性たちが笑顔になって、毎日を幸せに過ごしてほしいから。

トラブルを抱えているときは、外からどんなにケアをしても、艶やかさは手にはならないものです。体と心を顔は、密接な関係にあるもの。だからこそ、疲れたな、調子が悪いな、と感じたら我慢をしたり、見て見ぬふりをしたりせず、体が出しているサインと受け止めましょう。まずは、いま口にしているものを見直すのです。さらに感謝すること」と「自分を大事すること」を忘れずに。

そうすればきっとさびついた体や心がよみがえり、イキイキとした毎日を取り戻せるはずです！