【成分図鑑「エラスチン」】健康な肌に欠かせない弾力を支える成分
名前をよく聞く有名な美容成分でも、実は何に効果があるかきちんと知らないことってありませんか?例えば「透き通る肌」と一言で言っても、トーンアップからシミケアまで期待する効果は多岐にわたって、何を使うのが良いのか悩んでしまいます。そこで、美肌効果があると言われる美容成分を、何に一番効くのか、どんな成分と一緒に使うと効果的で、どんな注意事項があるのかなど、成分ごとに掘り下げて探っていきます。
第29回目の今回は、若々しいハリのある肌に欠かせない「エラスチン」を紹介します。
真皮から肌をふっくらと持ち上げる「エラスチン」
エラスチンは、アラニン、グリシン、プロリン、バリンなど800以上のアミノ酸からなる、液体に溶解しない不溶性のたんぱく質の1種です。
コラーゲンと同じように真皮層に存在しますが、真皮でコラーゲンが占める割合が70%なのに対し、エラスチンはわずか2~4%。しかしそのわずかな量しか存在しないエラスチンにはゴムのように自由自在に伸縮する性質があり、コラーゲンを網目状にくっつけてシワやたるみを防いで、肌のハリと弾力を維持してくれています。
ベッドに例えるならば、コラーゲンはマットレスで、そのマットレスに弾力を与えるスプリングがエラスチンです。そんな肌に大切なエラスチンは、年齢と共に徐々に減少して再生することができません。そのため年齢に負けないハリのある肌を手に入れるには、化粧品で外から補ってあげることがとても重要です。
美容液
※配合されている化粧品はあまりありません。
ハリ、弾力アップ、潤いアップ
成分表示に“加水分解”と書いてあるものを選んで
サプリメントが一般的で、エラスチンの化粧品はあまりありません。エラスチンは、元々は分子の大きく浸透しづらい成分なので、加水分解によって低分子化されているものを選びましょう。
気になる部分にポイント使い
目の周りやほうれい線など、うるおいとハリが足りていないと感じる場所にポイント使い。化粧水の後に1~2プッシュつけて、マッサージするようになじませ、上からクリームなど油溶性のもので蓋をします。
相性抜群の成分と使うと相乗効果でパワーアップ!
ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドの順で相性が良く、これらとブレンドすることによって、肌表面と角質層両方にアプローチして、潤いとハリ両方に効果を発揮します。
天然由来成分のマイルドな成分なので、注意点は特にありません。
加水分解エラスチン
教えてもらったのは…
オーガニックサイエンティスト
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
JAMHA認定メディカルハーバルセラピスト
大手下着メーカー、キャラクタービジネスなどを経て美容業界へ。美容に関わって31年。マテリアプリマはその知識を駆使し、必要な物を、必要な時に、必要な量と届けられるようにとの思いで作ったブランド。趣味はカーレースで、国内A級ライセンスを所持。
マテリアプリマは、高品質な化粧品有用成分をできるだけシンプルなカタチで提供することにこだわった、マテリアルファーストなブランド。有用成分を単一成分で、最高濃度で提供することを目指しています。マテリアプリマの製品は単品で使うだけでなく、愛用のコスメと簡単に組み合わせても使えるように、M(moisture)、W(bright&luminous)、A(aging-care)、R(return to beauty)の大きく4カテゴリーに分類。そして、すべての高品質な素材が防腐剤対策を行うことなく、フレッシュな状態で使いきれる容量、30mlにしてあります。マテリアプリマは余計なものを加えることなく、厳選された成分を最高の状態でお肌に届けることを追求。自分だけの美のレシピの完成させてくれる、まさに、こだわりブランドです。
マテリアプリマ M07 エラスチン
30ml¥5,280