えっ……また臭う(汗)「朝のニオイ」を消す方法を探ってみた

加齢とともにやってくる体の変化。 男性のだけと思っていた〝加齢臭〞 だって、誰にでも起こり得ること。でも、大丈夫。 私たちの体に何が起こっているかを把握し、 対処すれば〝おばさん臭〞と決別できます!

ニオイのプロが教える朝の簡単セルフケア
1日を爽やかに過ごしたいし、自分も周りも不快にしたくない 。だから、簡単なニオイケアは必ずするべき。懸念しているニオイは解消できますよ!

\教えてくれるニオイのプロ軍団/
♦︎資生堂 グローバルイノベーションセンター 皮膚機能研究グループ 勝山雅子研究員
♦︎産婦人科専門医 上田弥生先生
♦︎東京日本橋歯科 福井陽子先生

Trouble|01
 口臭

朝食にベーグル!? の新常識
更年期、老化やストレスにより女性ホルモンが減ると唾液が出にくくなり、口臭が発生。歯周病にかかる人が増えるのも女性ホルモンが原因です。歯科医院で、歯周ポケットをクリーンアップす ること、細菌の塊を取ること、ブラッシング指導を受けて原因菌を減らすことも大切です。また、口臭のもととなる舌苔は寝起きに最も増えるので、ベーグルなど舌の上を 摩擦し、掃除してくれる食塊をつくりやすい食べ物を朝食によく噛んで食べる、舌苔を分解する酵素を含むキウイやパイナップルを食べることが以外にも口臭予防に。舌の掃除は舌ブラシを使用。朝食後、歯磨き前が効果的。口臭をつくる酵素を阻害する塩化亜鉛が含まれる洗口液がおすすめです。

Trouble|02
膣のニオイ

潤いで粘膜を保護することからスタート
閉経後に女性ホルモンは減少。膣の萎縮が起き、潤いがなくなるので乾燥し、粘膜の免疫力が低下。萎縮性膣炎になった場合、細菌が繁殖してニオイが発生することも。また、膣内まで洗浄する習慣のある人は細菌性膣炎になりやすいので、注意が必要です。強すぎる洗浄剤で洗うと粘膜、皮膚が荒れてしまい、ニオイを発生しやすくなる場合も。対策としては脱毛や除毛で膣まわりの清潔を 保つ、デリケートゾーン用の洗浄剤を使用し、洗った後は保湿をしっかりと行うこと。具体的方法として、夜、お風呂に入ってデリケートゾーンを専用のもので洗い、 保湿。翌朝はシャワーで軽く洗い流し、後はやさしく抑えるように ふき取って乾燥を防げば完璧です。

\kokode Beauty selection/
スクリーンショット 2019-03-15 6.41.07
<左>[TRES MARIA]トレスマリア ソープ
buyボタン2

<中>[TRES MARIA]トレスマリア ミルク
buyボタン2

<右> [TRES MARIA]トレスマリア ミラー
buyボタン2

Trouble|03
加齢臭・ミドル脂臭

後頭部を制すものは、加齢臭を制す!
ミドル脂臭とは30代後半から50代半ばにかけて発するニオイのこと。女性ホルモンが減ると代謝が 低下し、余分な皮脂も出て活性酸素も増えるため、ニオイの原因物質を防ぐことができなくなるから、と考えられています。加齢臭とは40 代ぐらいから発生するニオイ。 加齢によりパルミトオレイン酸が増え、代謝物のノネナールが発生しニオイにつながります。代謝と
抗酸化力が落ちるといわれるこの年代では、運動する、湯船に浸かり汗をかく、抗酸化食品を摂取するなどが重要。また、特にこの世代はホットフラッシュなど後頭部に汗をかきやすく、加齢臭は後頭部から発生すると言われているので、洗髪が大切。ただし、髪を洗ったらシャンプーを残さないこと、ドライヤーでしっかり乾かすことで後頭部のムレを防止しましょう

Trouble|04
足のニオイ

年齢によって変化する足のニオイはケア不足が原因!?
50 代女性は子どもが巣立ち、ぽっかりと穴が開いたような気持ちに陥ったり、夫へのストレスが増大したり…。意欲や活動力が低下する人が多くなります。それにより普段のケアをする気が起きなくなる場合があります。ケアの不十分さがニオイの原因に。足の角質が溜まって硬くなっても気づかないことも。湯船に浸かってゆっくりとほぐし、細部まで念入りに洗うことが面倒に感じてしまう人も。50 代は全体的に汗が増える時期。足も例外ではありません。しっかりと洗い、角質ケア、デオドラント剤を塗ること。または五本指ソックスを履く工夫も良いかもしれません。毎日同じ靴を選ばないこともニオイ対策に。

いかがでしたか?あなたが気にしてる臭いの解消に繋がりますように!

HERS 2019年5月号「「朝のニオイ」はなくせます」より
撮影/坂根綾子 イラスト/平松昭子 取材/金沢由紀子

この記事が気に入ったら