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連載 Vol.13 大人に楽しむ「和装」という 新・社交ファ ッションに出会いました

by kokode beauty 編集部2019.02.05

kokode Beauty(オリジナル)

連載 Vol.13 - KIMONO 大人に楽しむ「和装」という新・社交ファッションに出会いました

美容家として、サロン経営者として、
これまでたくさんのご縁を大切にしてきた石井さん。
「Lady Mind」第二章では、より豊かなコミュニケーションを育める
自分を目指して、石井さんがその道のプロに学びます。
1人目は雑誌やTVで活躍する、着物スタイリスト秋月さんに
「和装」について教えてもらいました。

和装も着こなせる
大人の女性が私の理想像

石井さん:着物に興味を持ったきっかけのひとつに、私よりも目上のサロンのお客様からちょっとしたお食事会とかパーティーで着物を着て出かけるというお話を聞いたことがあって。素敵だなって思っていたんです。いわゆる冠婚葬祭しか着たことがなかったので……

秋月さん:そうだったんですね。冠婚葬祭以外にも、着物を着る機会を持つと楽しいと思いますよ。

石井さん:はい。着物で気軽に出かける、そんな生活もあるんだなって興味が沸きました。それに、年齢を重ねていくにつれて、ドレスよりも着物のほうがしっくりくるのではと思うようになりました。ちょっとしたパーティーでも、年相応の落ち着いた印象とドレスアップの華やかさが両立できるんじゃないかなと。それならこの先、着られるようになっておいたらいいなと思うようになりました。

秋月さん:私も「着物はワンピースと考えてもらうとイメージが湧きやすい」とよく説明しています。ただ、着物は布の面積も多いので最初は無地に近いものを選んだ方が、ドレス感覚でさり気なく着られますよ。着物は一枚あれば、帯を変えるだけで印象はもちろん、着こなしの格式を変えることができるので、実はとっても汎用性があるんです。

石井さん:そんなに気負わなくていいんですね。

秋月さん:あまり主張が強い着物だと、帯や小物を変えても全体の印象が変わりにくいですし、お洋服の方と並んだときに浮いてしまうこともあるので、まずはベーシックな着物から始めることをオススメしています。

石井さん:なるほど。たしかに、着物も普段着ているお洋服のイメージに近いものを選びたいです。周りも自分もビックリしちゃうものだとハードルが高い気がして。

秋月さん:ご自身の好みや、どんな場で着ていきたいかを大事にするといいですよ。なかには、あえて普段着ない色を着物で選んで、特別感を楽しみたいという方もいらっしゃいますが石井さんのように、お洋服の延長線上で取り入れたいと考えるならば、よく着る服の色などを軸に選んでいくことができますしね。

石井さん:美容家として、サロンの経営者として人前に立つ機会をいただくことが多いので、華やかさをプラスしつつお洋服と同じ感覚で着こなせるといいなと思っています。まわりに緊張感を与えないようにしたいです。

秋月さん:たしかに、洋服のなかでは着物というだけで存在感が出てしまうこともありますよね。場から浮かない着こなしを目指すというのは私も心がけています。

最初の1枚は“格”を上げ下げできて
着回しやすいものを

石井さん:まずはベーシックなものからとのことでしたが、具体的にはどんなものを選んでいけば良いですか?

秋月さん:石井さんのように、パーティーなど比較的フォーマルな場からカジュアルまで幅広く着こなしたいなら「付け下げ」 がオススメです。一般的には、胸元と裾に柄が見えるというのが特徴ですね。裾だけに柄が入っているものもあります。

石井さん:柔らかいピンクの地色に、さり気なく柄が入っていて素敵ですね。

秋月さん:「付け下げ」も控えめの柄の方が、シンプルなワンピースのような感覚で着まわしの幅が広く楽しめるはずです。例えば、胸元から裾に向かって大きく柄が繋がっているゴージャスなものは華やかですが、カジュアルには着こなしづらいことも。

石井さん:なるほど。他にはどんなものがありますか?

秋月さん:カジュアルにもセミフォーマルにも使えるのは、一見無地に見えるとても細かい柄の「江戸小紋」。洋服でいうとスーツのような感覚に近いものでしょうかね。帯で格式を上げる以外にも、背に紋を入れることで準礼装になります。

石井さん:帯以外にも紋で格式が上げられるんですね。

秋月さん:そうなんです。帯については次回詳しくお話しましょうね。あとは、もうひとつ「色無地」 といって柄が入っておらず、一色で染められているもの。これは反物から選ぶ以外に、一から自分の好きな色に染めることもできるので自分の顔に映える色を1枚持っていてもいいですね。

石井さん:素敵ですね。では、付け下げ、江戸小紋、色無地の3つですね。

秋月さん:はい。昔は最初の1枚は色無地と言われていた時代もあったのですが、今はそれぞれのライフスタイルに合わせて選ぶといいと思います。例えば、石井さんのようにパーティーから休日まで対応できるようにしたいなら「付け下げ」。歌舞伎など休日にオシャレ着として着ていくシーンが多いなら「江戸小紋」。茶席の場などが多ければ、畳で着物を傷つけないために刺しゅうや柄の入っていない「色無地」とかね。

石井さん:実は2年後に娘が成人式を迎えるので、そのときに私も着物を着たいと思っているんです。

秋月さん:いいですね!そういう場合、あくまでも主役はお嬢様なので、石井さんの着こなしは控えめにまとめたほうが素敵だと思います。着物は自分が主役でないときに、目立ちすぎると美しくないです。とはいえ周りやその場に相応しい礼儀を重んじながら、失礼にならない品格は必要なので、そういう点でも「付け下げ」はしっくりくると思います。

石井さん:たしかに、この「付け下げ」の淡いピンク色は普段お洋服でも着る色ですし、柄の主張も強すぎないから、帯などで主役にも脇役にもアレンジが効いていいですね。

秋月さん:石井さんにぴったりだと思いますよ。大きな柄は立派ではありますが、柄の印象が強すぎると印象を変えるのは難しいと感じてしまうと思うので。これなら柄も同色系でまとまっているので着まわしやすいですよ。

石井さん:ベーシックなものはコーディネートする楽しみが広がりますね。

01 付け下げ

付け下げ

lady_mind_vol13_10 付け下げ

胸、肩、袖から裾に向かって模様が染められています。パーティー、同窓会や、お茶会、観劇などから、入学式や卒業式などのおめでたい場にも向いています。

02 江戸小紋

江戸小紋 江戸小紋

遠目には無地に見えるほど細かい柄が特徴。お稽古や観劇、同窓会や友人との食事会など気軽なシーンでも街着としても、スーツのような感覚できちんとした場にふさわしいセミフォーマルな着こなしもできます。

03 色無地

色無地 色無地

シンプルな一色染め、あるいは同色の裾ぼかしがあり、入学式・卒業式や、七五三、通夜や法事など幅広く便利。明るめのお色は慶事に、暗めのお色は弔事に使われることがあります。

石井さん好みの洗練された上品なアイテムが揃う スタイリスト秋月さん推薦の着物SHOP

はんなり 銀座店

はんなり 銀座店

アットホームな雰囲気で細やかな対応に定評が。銀座ならではの質の良いかつハイセンスなものが揃い、種類も豊富。レンタルサービスも人気で年齢を問わずファンが多い。レンタル料金¥54,000一律(訪問着、付下)

東京都中央区銀座8-8-1 第7セントラルビル1F
☎03-5537-0031
営業時間:平日 11:00~21:00、第1・3土曜 11:00~18:00
定休日:第2・4・5土曜、日曜
http://han-nari.jp/
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京都一加 東銀座店

京都一加 東銀座店

京都に本店を構えるこちらは、スタイリッシュでエレガンスな着物が揃っています。様々なお出かけシーンに合わせた粋でモダンなコーディネートが人気で、オリジナルの小物も充実しています。

東京都中央区銀座7-16-3 日鐵木挽ビル1F
☎03-6278-7813
営業時間:11:00~19:00 水曜定休
https://www.kyoto-ichika.com/

着物スタイリスト 秋月洋子さん

Profile

雑誌でのスタイリングを始め、テレビドラマ、CM、映画など多くの俳優やタレントからの指名を受ける。着物や帯、帯留めなどのデザインも手掛ける。「着物姿は街中に溶け込めて、洋服と変わりなく自然体に」というのがポリシー。

撮影/平井敬治<人物>、石澤義人<静物>
ヘア/SATOMI(cheka.)
スタイリスト/秋月洋子 
取材・文/高橋奈央 デザイン/瀬尾侑平

kokode beauty 編集部

kokode beauty 編集部

光文社が展開する雑誌のビューティー記事を中心にここでしか見れないトレンドネタやワンポイントアドバイスを配信。

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