連載 Vol.5 必ず見つかる! 美を引き出す「私の好印象ヘア」

Lady Mind 連載 Vol.5 - HAIR ARRANGE 必ず見つかる!美を引き出す「私の好印象ヘア」

「真似したい! 」とメークやスキンケアと
同じくらい質問が集まる石井さんのヘアスタイル。
清楚で上品な雰囲気が人気ですが、
実はこのスタイルは“石井流美学”のもと計算し尽くされたヘアだったのです。
石井さん定番の2つのアレンジをプロセスつきでご紹介します。

とびきり素敵に見える
マイスタイルに出会う

以前、コミュニケーションをとる上で、きちんとした信頼感を得られるメークが大切とお話しました。けれど、それは素敵な外見が必要という訳ではないのです。メークやヘアで理想の自分に近づけたら、その日は1日自信を持って過ごせますよね。そんな風に自分を整えられたらコミュニケーションまでも積極的になれる。だからメークはもちろん、ヘアでも自分のベストを追求するようになりました。
私の定番になった「ハーフアップ」と「ポニーテール」のヘアアレンジですが、ここにたどり着いたのは5、6年前のとある撮影がきっかけでした。
普段通り、ヘアを作って撮影に臨んだのですが、写真の仕上がりを見て愕然としたのです。

実は美容家として活動を始めるまでは、写真があまり得意ではなく積極的に写ろうとしてこなかったので、チェックは鏡のみ。だから、私の頭のハチがないことに気が付いたのは、この仕事を始めてからでした。
よく聞く言葉ですが、鏡の世界は真実ではありません。鏡の中に映るのは“反転している姿”なので、周りの人に見られている自分と鏡の中の自分は大きく異なるのです。
また、自分のこだわりに捉われすぎず、プロの意見に耳を傾けたり、家族や友人の感性を取り入れたりすることも大切だなと感じています。

撮影がきっかけで見直すこととなった私のヘアアレンジ。よく驚かれますが、あくまでも目的は頭の形を美しく見せるため。「頭のフォルム矯正」+「リフトアップ」のテクで出来ています。
一番のポイントは“サイドの髪のねじり上げ”。ハチがない頭の形を補正するため、トップではなくサイドにボリュームを出します。また、サイドを上に引っ張り上げることでリフトアップ効果にも。ベースのアレンジ方法は変わりませんが、毎年セルフチェックをしながら“ねじり”を増やすなど更新しています。
ヘアアレンジもメークと同じ。自分のことをよく知るために、鏡も引きで見て全身のバランスを確認したり、スマホの写メや動画を活用して360度チェックしたりする作業が重要です。
誰かのスタイルをやみくもに真似する前に、まずは自分を見つめてみることから。きっと今より素敵になれるはずです。

定番アレンジはこの2つ! 印象美人な石井美保ヘア

頭の形まで美しく見せるために、石井さんのこだわりが詰まったアレンジ。
大人にふさわしい品のあるエレガントヘアを大解剖!

HALF UP STYLE
HALF UP STYLE

HOW TO ARRANGE

  1. 34mmのヘアアイロンで前向き、後ろ向きをランダムに混ぜながら、中間〜毛先を巻きます。
  2. 下ろす髪を多めに残すために、サイドの髪は薄く取ります。そして、テンションを強めにかけな がらねじり上げます。この時、横に引っ張りながらねじり上げて耳上に立体感を出すのがポイント。リフトアップも叶います。
  3. ②の髪をトップでまとめ、細いヘアゴムで結びます。
  4. アップした髪より上の髪を極少量ずつ、バランスを見ながら少しずつ引き出してトップにボリュームが出たら完成です。

PONYTAIL STYLE

HOW TO ARRANGE

  1. 34mmのヘアアイロンで前向き、後ろ向きをランダムに混ぜながら、中間〜毛先を巻きます。ハーフアップの時よりも少量ずつ巻いて、ボリュームが出るようにするのがポイント。
  2. ねじり上げるサイドの髪を残して、ひとつに束ねて結びます。落ち着き感を出したい時は髪を結ぶ位置は低めに、明るく元気に見せたい時は高めにします。
  3. 残しておいたサイドの髪をねじり上げ、②で結んだゴムの上部分でピン留めし、毛束は②のゴム に巻きつけて、最後、毛先をピンで固定します。
  4. 結んでいるところを片手で押さえながら、トップの髪を極少量ずつ引き出してバランスを整えたら完成です。

Use it 石井美保ヘアをつくる必須アイテム

♥マークつきのアイテムが通販可能です。

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石井さんが信頼するヘアスタイリスト air大野朋香さんが伝授!顔型別アレンジアドバイス

石井さんのヘアが自分の顔型に合わせて作れたらもっと素敵になれるはず。
その方法をairヘアスタイリスト大野さんに教わります。

丸型
丸顔が気になる人はトップにボリュームを持たせることを意識して。サイドの髪をねじり上げるときハチ部分より上に設定して、縦長になるようにスタイリングしていきましょう。
ベース型
顔の凹凸感を和らげるフェイスラインのぼかしが効果的です。こめかみ辺りの髪から後れ毛を出し、丸みを持たせて柔らかな印象をつくればカバーできます。
逆三角形型
三角形型は顔の横幅に対して縦が長く、シャープなあご先に視線が集まりやすい顔型です。
中央が一番高くなるようにトップの髪を引き出して、顔を含めた頭部全体がひし形になるように意識。
面長型
面長をカバーするにはトップの高さは控えめに、サイドにボリュームを出して。サイドの髪のねじりを増やすことと、ねじり上げた毛束からも少量ずつ髪を引き出すことで立体感をつくって。

撮影/前田 晃(MAETTICO)<人物>、清藤直樹<静物>
ヘア/大野朋香(air) デザイン/瀬尾侑平

*記事内の商品金額はすべて税抜きです。
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