ミシュラン2つ星も!五感が喜ぶ「リージェント香港」の美食レストランを堪能【美容プランナー西村直子連載55】

美容家・西村直子さんにとって約5年ぶりとなる香港の宿泊先は「リージェント香港」。スイートルームから眺めるビクトリア・ハーバーの眺めに感動した後は、忘れてはならない楽しみの一つ、ホテルダイニングへ。

老舗広東料理、ステーキ、バー、東洋西洋のコンテンポラリーな食事など、一流のシェフが提案する食材にこだわったメニューは格別。カトラリーからインテリアまでこだわり、ビクトリア・ハーバーを一望できる風景を見ながらいただく料理やアフタヌーンティは、ホテルステイをより魅力的な思い出にしてくれました。

<西村直子さんprofile>
医食同源に基づき、人生100年時代美容やライフスタイルの発信に人気が集まる美容家・西村直子さん。口にするもの、肌から取り込むもの、すべてにおける健康で美しくいるための知識と独自のメソッドはkokode Beauty「美をつくるもの」でも連載中。奇跡の52歳!美肌の持ち主として活躍の幅を広げています。Instagram/naoko_nishimura_

【INDEX】
◆リージェント香港、前回特集はこちらから

ミシュラン 2 つ星に輝く広東料理レストラン「麗晶軒」

リージェント香港の数あるレストランの中から西村さんが訪れたのは、広東料理を専門とする世界最高の中国料理レストラン「麗晶軒(ライチンヒン)」。ミシュラン2つ星、ブラックパールダイヤモンドを獲得していて、北京ダックなどの伝統の味が人気です。

リブランドする前のインターコンチネンタル香港時代も「欣図軒(ヤントーヒン)」という老舗の広東料理店。その当時から香港の名店で、西村さんも訪れたことがあったそうです。

美しい翡翠の宝箱をイメージした店内は、翡翠の装飾品やテーブルセッティング、壁には特注の蘇州両面刺繍が施された手作りのシルクスクリーンに、マグノリア(春)、牡丹(夏)、中国バラ(秋)、菊(冬)の四季の花があしらわれ、歴史とエレンガンスを感じる空間が広がっています。

麗晶軒オリジナルティースパークリングを食前酒に。ノンアルコールでウーロン茶とはちみつなどがブレンドされ、スッキリとした味わい。

広東料理がいただけるレストランの中でもなかなかお目にかかれない希少メニューのひとつ「蟹の甲羅揚げ」(HK$328)。衣を開けたときにほろほろとした蟹がふわ~とした湯気の中から現れます。外はカリっと、中はふわふわの蟹という絶妙な美味しさです。

センス良く盛り付けされたお料理。翡翠を使用したカトラリーやプレートが高級感を感じさせます。奥に並ぶ彩りきれいなこだわりの海鮮餃子3種(HK$208)は、「蟹のすり身と野菜の蒸し餃子」「ロブスターとウニの蒸し餃子」「一香茸添え自家製 XO醤添えホタテの蒸し餃子」。手前が「蟹の甲羅揚げ」。

「楊枝甘露(タピオカとポメロ入りマンゴークリーム)」(HK$120)は、とろとろのマンゴークリームの中に、タピオカとポメロの食感を感じさせる冷たいスイーツ。香港の猛暑をスーッと忘れさせてくれる至福のとき。楊枝甘露が大好きな西村さん。香港在住時には、いろいろなレストランで食べ比べをしていたそう。

麗晶軒さんにお誕生日のお祝いもしていただきました!

「ちょうどお誕生日を迎えたタイミングということで、桃饅頭でお祝いしていただきました。桃饅頭はお誕生日祝いにいただく点心のひとつで、中に甘い餡が入っていてとても美味しい!思い出の地、香港でお誕生日のお祝いをしていただけるなんて感無量でした」(西村さん)

着席時にゲストを迎えてくれる翡翠のテーブルセッティング。本物の翡翠を使った箸置き、プレースマット、ナプキンリングなどに、伝統と格式のある高級店の佇まいを感じずにはいられません。

ゆったりと過ごせるウェイティングスペース。海外からの宿泊客のみならず、地元のセレブからも愛される「麗晶軒」は老舗の広東料理レストランとして、お味も空間美も、すべてにおいてミシュラン2つ星を獲得の風格が。ランチもディナーも予約をオススメ。

「麗晶軒」
ランチ: 月~ 土  12:00 noon ~ 2:30pm/ 日、祝日 11:30am ~ 2:30pm
デイナー: 6:00pm ~10:00pm

ビクトリア・ハーバーを望む絶景アフタヌーンティ「The Lobby Lounge」

ホテルの入り口からエントランスを抜けるとパーッと視野が広がり、大きな窓から光が差し込む「The Lobby Lounge」が姿を現します。ビクトリア・ハーバと香港のスカイラインのパノラマビューが広がるここで、人気のアフタヌーンティを楽しみました。

パッションフルーツ、ブルーベリーなどフルーツを使用したケーキや口に入れた瞬間にとろりと蜂蜜の甘さが広がるケーキ、クラシックなマドレーヌやスコーンなど見た目も可愛いケーキが並んだケーキスタンドは美しいの一言。食べやすい大きさや味のバリエーションなどの配慮をとても感じる3段です。

玉子とキャビア、蟹肉(ライム味)、スモークサーモンとクリームチーズ、チキンとトリフマヨネーズの4種のサンドイッチ。贅沢な具材が使用されていて、甘いものが続いたときの味変を楽しめる逸品。

シーズナルのピーチティー。カップに注ぐとふんわりとした桃の香りが漂います。他にも多種の茶葉やコーヒーも用意されています。

香港の風景を目に焼き付けながら、ホッとした時間を過ごしました。旅先では予定を詰めすぎず、ホテルステイやこういう何も考えずにぼんやりと過ごす時間も大切にしたいですね。

グリーンを基調にしたプリント柄のトップスとスカート。カラーは涼やかでクールに、ですがデザインは華やかなものの組み合わせ。朝や夜とは変化をつけたいとホテルのアフタヌーンティにはピッタリの程よいエレガントなスタイルにまとめました。

「The Lobby Lounge アフタヌーンティ」
月~金  3:00pm~6:00pm
土, 日 , 祝日  12:00 noon ~ 6:00pm

※今回、西村さんがいただいたのは、2024年9月までのSummer Afternoon Tea Set(HK$888/2名分)です。

朝食ビュッフェはライブキッチンも楽しめる「Harbourside」

朝食はビュッフェスタイルの「Harbourside」で。担々麺やワンタン麺などはその場でオーダーしてトッピングを楽しんだり、オムレツなどはお好みの具を選んで焼いてもらうなど、朝からライブキッチンは列ができて賑わっています。

朝から香港名物を堪能できる

香港名物がホテルの朝食から楽しめるなんて、なんて幸せ。思わず迷います。

米粉ヌードルをオーダー。トッピングは揚げパンや、厚揚げなどをチョイスしました。味に奥行きが出て美味しいんです。

温かな米粉ヌードルは食べやすい量ということもあり、朝から完食してしまいました!

ライブキッチンで列ができていた牛肉麺。

こちらは定番人気のワンタン麺。

点心も盛りだくさんです。

マッシュルーム、カラーピーマン、チーズ、ベーコンなどお好みの具材を入れてオムレツを作ってくれるので、滞在中は毎朝、違うものをリクエストするのも楽しいかも。

豊富なラインナップのビュッフェ

シャキシャキとした新鮮なお野菜が並ぶサラダコーナー。旅先ではついつい食べ過ぎることも多いので、朝はその日の体調に合わせて摂取するお野菜を考えます。今日はむくみ取りを意識してキュウリをしっかりいただくことに。

オーツやフルーツなどが入った見た目も可愛いヨーグルト。

シグニチャーメニューでもあるエッグベネディクト。玉子を割るとトロリと黄身が出てきて食欲をそそられます。

まるでパン屋さん⁈と思えるほどにバラエティに富んだベーカリーコーナー。クロワッサンやドーナツ、マフィンなど焼きたてのパンが並びます。

果物、野菜を絞って作ってくれたフレッシュジュース。甘さも控えめで素材の味そのものを味わえるので、少量で色々な種類をいただいてみるのもおすすめです。

香港にいたときから、朝粥は好きでよく食べていましたが、今回は朝粥に揚げたお魚をトッピングしてみました。プレートには食物繊維をしっかり摂って、胃に優しいものを選びました。

爽やかな自然光が気持ちいいレストラン内

リージェント香港の「Harbourside」は、香港最大ともいわれるブッフェスタイルのレストラン。ライブキッチンがあり、アジアと西洋の料理の両方を楽しめるので、とても賑やかでエネルギッシュです。朝から爽やかな光が差し込み、ビクトリア・ハーバーの景色を眺めながら食事を楽しむことができる広々とした空間は約1300人を収容できるといわれています。

食事をしながら楽しめるアート・インスタレーションにも注目。ビクトリア・ハーバーの端に位置したこちらのレストランを象徴し、ジャンクボート、水平線のイメージなどが数種の金属の板に。それぞれの板が特有の存在感を持ちつつ、お互いを引き立てています。

「Harbourside 朝食ビュッフェ」
月~ 金   7:00am ~10:30am
土、日、祝日   7:00am~11:00am

【こちらも人気】ワインも豊富!最高級牛肉を炭火でいただく「The Steak House」

 

世界中の農場から厳選されたプライムミートを取り寄せて、オリジナルの炭火焼き焼き上げたステーキを提供してくれる「The Steak House」。世界最高級のワインから珍しいワインまでお肉に合ったものをストックしており、中にはマグナムボトルのヴィンテージワインの用意も。プライベートダイニングルームもあるので、シーンで使い分けて利用できるレストラン。

リージェント香港  ホームページはこちらから

撮影/BOCO 取材・文/髙橋奈央 編集/倉石園子

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