早くて簡単、そのうえ美人になるメーク教えます♡
女っぽくてどこか芯の強さを感じるー。思わずドキッとするメークを多く手がける河北裕介さん。そんな河北さんのメークはテクニックもアイテムも究極にシンプル。〝早くて簡単、そのうえ美人♡”な、大人のメーク術。伺いました。
簡単でも“疲れは飛ばせる”、早くても“品は出せる”
河北裕介さんが教えてくれた
「メーク上手な人より、肌がキレイな人」になれ!①
教えていただいたのは、
ヘア・メークアップ・アーティスト河北裕介さん
女性誌から広告まで幅広く活躍する、最も旬なヘア・メークアップ・アーテイスト。プライベートでは3人の男の子のパパ。最新著書『河北大人メイク論』(宝島刊)も大人気!
「塗れば塗るほど崩れるし、肌感はなくなる。
“カバーしても素肌みたい”、と思わせれたら最高」
「30代になると、滲みやクマなど肌の悩みも増えると思いますが、隠そうと塗れば塗るほど肌感はなくなってしまうし、崩れやすくもなります。そして、肌をしっかりしたぶん、負けないように〝チーク入れなきゃ〟〝ライン引かなきゃ〟という、負のスパイラルも起こる。「ファンデ、何使っているの?」と聞かれてしまったらアウト。目指すべきは〝カバーしても素肌みたい〟な肌です。クリアできれば手数を減らすことだって可能になる。重要なのは、やめるところ、やらないところの見極め。カバーは最低限、粉を打つのも崩れる場所だけ。元の肌感はツヤは残したほうがキレイです。範囲も、正面顔で見えるところより外側の側面は、顔ととらえず、〝究極やらない〟。これは肌だけではなく、チークや眉も同様。塗り広げることでどんどん顔が大きく見えてしまいますし、自分自身が「ここまでが顔」と、〝意識してメークする〟ことも大切なことです。
VERY読者のママ達って、朝は子どもの身支度やごはんでバタバタですよね。男の子が3人いる我が家も同じです。でも、そういうときにササッとメークして、パッと出てきたら、〝うちの嫁、ちょっとカッコイイな〟って(笑)。早いけどイキイキ感のあるメーク、ぜひマスターしてほしいですね」
VERY6月号「河北裕介さんが教えてくれた「メーク上手な人より、肌がキレイな人」になれ!」
撮影/彦坂栄治〈まきうらオフィス〉(人物)、魚地武大(静物)ヘア・メーク/河北裕介 スタイリング/池田 敬 モデル/東原亜希 取材・文/石川 恵