今までのメークが似合わない! それはメークの更年期です!

ファンデが似合わなくなったり、どんな色をつけても似合わない気がしたりするのは「これまでのルール」を「これからのルール」にかえるきっかけです。

45歳になったら読みたい

“メーク更年期”の処方箋

メーク更年期っていままでのようにメークをしていたらなんだか似合わなくなった気がして、メークすることすら億劫になってしまうこと。増えてきたシワやシミ、くすみをごまかす方法ばかりを追い求めるのは逆効果。アラを隠すだけのメークなんて楽しいはずがない。

 体の更年期と同じように誰にでも訪れるし、そのうち過ぎ去ってしまうものだけど、やっぱり今日の顔が決まらないのってつらい。

 だから、必要なのはもう一度メークが楽しくなるためのきっかけだったり、これからの私が輝くための新しい基準。それに、今日をのりきるための応急処置だって知りたい。

これまでのルールを更新して、これからのルールを作っていく。この企画がその道しるべになったらうれしいです

メークアップ・アーティスト・水野未和子さんと一緒に考えました!

いままでのメークが

似合わなくなってきたと

思った時に試してみて

ほしいつのこと

たとえば、ちょっと大胆かなと思う色をつけてみる。悩んでいるときだからこそ、まず必要なのは難しいテクニックより一歩を踏み出す勇気です。

Hint1

不釣り合いだと思っていたものだって似合う年頃になっているはず

 思い切って女らしさを投入

大人の女の代名詞・赤リップ。鮮烈な赤が肌をグッと白く見せ、視線を唇に奪うから肌のアラが目立たない。圧倒的な華やかさでゆるんだ輪郭すらセクシーに見せるパワーがある。何か物足りない……そう感じた時が、赤リップの適齢期です。

中央のみ重ね塗りしたグラデリップで瞬間グラマラス!

チップで唇の輪郭どおりに塗ります。その後、唇の中央のみに重ね塗りして濃く発色させて。自然なグラデーションがついて、立体的かつ抜け感ある、こなれリップが完成。赤リップは、深い発色、程よいツヤのあるものを厳選して。

Hint2

隠すことばかりに気を取られてはいけません。

思い切ってチークで肌を主役にしてみたら?

隠そうとするから厚塗りになるし血色も悪くなってしまう。ピンクのチークを効かせた頬は幸福感やイキイキした表情を引き出して自慢のパーツに変わるはずです。

チーク仕上がり

輝くチークを扇形に入れるとリフトアップ効果もある!

ニコッと笑って「頬の一番高くなる部分の少し上」を起点にし、そこから扇形になるように、上左、上、上右と広げます。頬の上辺に色をのせる感じ。最後は、両頬と鼻の上をつなげても可愛い。

 Hint3

前に前に、ではなく扇のように放射状に

 丁寧なまつ毛は年相応の上品さの武器になる

他人と接するとき、人はまず相手の目を見ます。そこで印象に残るのはシャドウの色? ライン? いいえ、意外と印象的なのは、目の額縁にあたるまつ毛です。丁寧に作ればあなたを優雅に演出します。

放射状に整え目尻の毛は指で挟んで面にする

扇状に広がるようにマスカラを塗ったら、目尻の毛のみ指で挟んで横に流れる面を作ると、横から見たときアイラインのように。

メークアップ・アーティスト・水野未和子さん

バランス感覚が抜群で、数々の女優・モデルをたちまち“旬の顔”に変えてしまう水野さん。美ST読者と同世代なので、肌やメークの悩みに寄り添うテクニックはさすがの一言。

 

美ST1月号「45歳になったら読みたい”メーク更年期”の処方箋」

撮影/三宮幹史〈DUST FREE PRDUCTTION〉(人物)、久々江 満(静物) メーク/水野未和子(3nd)ヘア/TAKESHI(SEPT)スタイリスト/森川 彩 モデル/前田ユカ、松田樹里、西村真弓 取材/吉田瑞穂(muse)

 

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