【成分図鑑「レチノール」】シワに効果を発揮するエイジングケアの王道
名前をよく聞く有名な美容成分でも、実は何に効果があるかきちんと知らないことってありませんか?例えば「透き通る肌」と一言で言っても、トーンアップからシミケアまで期待する効果は多岐にわたって、何を使うのが良いのか悩んでしまいます。そこで、美肌効果があると言われる美容成分を、何に一番効くのか、どんな成分と一緒に使うと効果的で、どんな注意事項があるのかなど、成分ごとに掘り下げて探っていきます。
第26回目の今回は、欧米ではもはやエイジングケアのベーシックとして広く認められている「レチノール」を掘り下げます。
シワの根本改善に威力を発揮!「レチノール」
レチノールとは、欧米でシワへの効果があるとされ、医薬品としても認められているビタミンA誘導体のことです。レチノールには、表皮ヒアルロン酸の合成を促進する効果や、真皮コラーゲンの生産促進、ターンオーバー促進などの効果があります。その一方で熱や光、酸素、金属イオンに非常に弱く不安定なため、高級脂肪酸の一種であるパルミチンと結合させて、肌に浸透しやすいパルミチン酸レチノール(安定型ビタミンA誘導体)として使われています。
美容液やクリームに多く用いられています。
シワに高い効果を発揮するため、目元や口元の乾燥小ジワなど、シワの根本改善におすすめです。
レチノールを高濃度配合しているものがベストですが、ボトルに高濃度とか00%配合などとの記載があることは残念ながら少ない様子。
ピンポイントケアで気になるシワをなかったことに!
目元や口元のシワを集中ケアするならば、洗顔後すぐ目元や口元に1~2プッシュ。肌に刺激を感じることもあるので、敏感肌の方は水溶性のお手入れの後につけると安心です。
レチノールは単体で使うより組み合わることで効果がアップ!
目元や口元の集中ケア:プラセンタとの併用。
ハリ、弾力の集中ケア:コラーゲンやエラスチンとの併用
がオススメ。
シワとハリ両方のケア:「化粧水→プラセンタ→コラーゲン→レチノール→油溶性のお手入れ」の順番で使うと効果がアップ。
レチノールは使い続けることで威力を発揮するので、継続が1番のポイントです。
人によっては刺激を感じることもあるので、まずは水溶性のお手入れの後に使って、様子をみてみて。
パルミチン酸レチノール
教えてもらったのは…
オーガニックサイエンティスト
AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー
AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
JAMHA認定メディカルハーバルセラピスト
大手下着メーカー、キャラクタービジネスなどを経て美容業界へ。美容に関わって31年。マテリアプリマはその知識を駆使し、必要な物を、必要な時に、必要な量と届けられるようにとの思いで作ったブランド。趣味はカーレースで、国内A級ライセンスを所持。
マテリアプリマは、高品質な化粧品有用成分をできるだけシンプルなカタチで提供することにこだわった、マテリアルファーストなブランド。有用成分を単一成分で、最高濃度で提供することを目指しています。マテリアプリマの製品は単品で使うだけでなく、愛用のコスメと簡単に組み合わせても使えるように、M(moisture)、W(bright&luminous)、A(aging-care)、R(return to beauty)の大きく4カテゴリーに分類。そして、すべての高品質な素材が防腐剤対策を行うことなく、フレッシュな状態で使いきれる容量、30mlにしてあります。マテリアプリマは余計なものを加えることなく、厳選された成分を最高の状態でお肌に届けることを追求。自分だけの美のレシピの完成させてくれる、まさに、こだわりブランドです。