【成分図鑑「ビサボロール」】色ムラを防いで透明感アップ

名前をよく聞く有名な美容成分でも、実は何に効果があるかきちんと知らないことってありませんか？例えば「透き通る肌」と一言で言っても、トーンアップからシミケアまで期待する効果は多岐にわたって、何を使うのが良いのか悩んでしまいます。そこで、美肌効果があると言われる美容成分を、何に一番効くのか、どんな成分と一緒に使うと効果的で、どんな注意事項があるのかなど、成分ごとに掘り下げて探っていきます。第17回目の今回は、肌トラブルから美白まで、お肌の万能薬的存在の「ビサボロール」を紹介します。

長い使用実績がある安心安全な原料「ビサボロール」
ビサボロールはカミツレ（カモミール）の花から抽出される精油に含まれる成分で、カミツレエキスから更に炎症と保湿に働きかける成分だけを抽出したものです。ヨーロッパではその薬効の高さで、4000年以上も前から使われています。皮膚刺激性や皮膚感性（アレルギー性）、光感性がほとんどないため、安心して使えます。

美容液など

ⅰ 予防美白
メラニン色素が作られるときに必要な酵素であるチロシナーゼの活性をブロック。シミや黒ずみを防いでくれます。その効果は、ハイドロキノンと同レベルです。
ⅱ 炎症抑制
メラニン生成の原因となる炎症を沈静して、抗酸化作用によって炎症後の色素沈着を抑えてくれます。
ⅲ 肌修復
紫外線などの外的刺激を受けて活性化するセラミド分解酵素「セラミターゼ」を抑制して、セラミドの減少をストップ！内側から角質層のバリア機能を立て直して肌を修復します。コラーゲンの合成促進作用もアリ！
ⅳ 美白・ハリ感アップ
肌の水分保持力を高めてお肌にハリを与え、メラニンを排出しやすい状態に整えてくれます。

医薬品成分なので安心！
以前は医薬品にしか使えなかったほど安心安全な成分で、化粧品として30年以上の長い使用実績があるため、「ビサボロール」と書かれているものならどれも安心して使えます。ビタミンCが一緒にはいっているとベスト！