オイルが恋しい季節です。今「買い！」なオイル美容液はコレ

2015.12.10

冷たく乾いた空気が容赦なくうるおいを奪っていく時季。ローションパックをしても、クリームの重ね塗りをしても、何をしても乾く…！という悲鳴に近い声も聞こえてきます。加湿器のある部屋でも花瓶の水がどんどん減っていくのを見ると、そんな叫びもむべなるかな。乾きを自覚しつつも、慌ただしくて対策が後手になりがちなのもこの時季ならでは。

そんな過酷な肌状況下で期待が高まるのがオイル美容液。この秋冬は、憧れのメジャーブランドからも本物志向のオーガニックメゾンからも、個性豊かなオイルが続々登場しています。どれもこれも使ってみたい！でも予算が限られているし顔は１つしかない、というわけで、最初の１本、相思相愛の１本を見つけるために、旬のオイルをナビゲートします。

乾燥スパイラルと決別したい！という効果重視派なら「シェイク！」

ご存知のとおり、乾燥は肌のバリア機能を弱め、細胞の機能低下を招き、あらゆる不調の原因に。とにかく乾きをなんとかしたいなら、オイル層と水分層の２層タイプをチョイス。ブランドの柱となる有用成分が水溶性の場合も、状態や働きが変わることなく配合することができるので、効果の期待大。使う前によく振って水分と油分を混ぜ、お好みの適量を肌に。水性成分も入っていることで浸透が早く、即効的にうるおいで満たしてオイル成分が素早くホールドします。とにかく乾燥しにくい肌になりたい方はもちろん、軽やかな浸透感が好きな方、あるいはオイルはベタッとしそう、と苦手意識がある方にもおすすめです。

↑何をしても乾く、乾燥がずっと続くという万年乾燥肌に出した結論は、ピテラとオイルの「1：1.618」の比率。これはうるおいをもっとも高め、持続させる黄金比！化粧水後に５〜７滴を肌に。サラッと軽やかになじんで浸透感抜群。2016年1月10日発売。SK-Ⅱ フェイシャルトリートメントオイル 50ml ￥17820（編集部調べ）／マックスファクター

世界中のセレブリティの美肌を支えているドゥ・ラ・メールの基幹成分、ミラクルブロス。海藻などを独自の発酵製法で得たこの成分が水分層。ふくよかな花々の香りで包みながらたちまち肌になじみ、もっちりツヤやかな肌に。ドゥ・ラ・メールザ・リニューアルオイル 30ml ¥27000／ドゥ・ラ・メール

肌も心もお疲れぎみ。そんなときは自然の癒しの力を借りて

12月。どんなに体力が自慢な人でも息切れしますよ、この季節。ちょっと立ち止まりたいけれど、次から次へとタスクの山が押し寄せて、気力と根性と予備燃料でなんとか動いている…なんて方は少なくありません。呼吸が浅くなり、老廃物が溜まりがちになって体も心も目詰まりしがち。そんなお疲れぎみのときは、大自然の癒しの力が詰まったネイチャー系オイルを手にして。とくに顔やデコルテ、首をマッサージすると、詰まりが取れて巡りがよくなるうえに、精油のピュアな香りを堪能できます。香りは意識するとせざるに関わらず、脳髄に響いて体と心をリリース。凝り固まった感受性を解きほぐし、自分を愛おしむ大切さを思い出させてくれます。「最近自分らしくないな」というときにも、ぜひ。

↑ローズヒップやトマト、クランベリーなど抗酸化力が高い植物オイルを厳選し、スキンケア作用で知られるイモーテルやカモミールの精油をブレンド。さらにユニークなのは、女性の美を高める６つの天然石を漬け込んだこと。心にもパワーチャージ！SHIGETA オイルセラム EX 15ml ¥7000／SHIGETA JAPAN

↑とろりと厚みのあるオイルながらするすると浸透。ベースは南西フランス産の上質なヒマワリ種子油。甘さの中に凛とした強さを感じる香りがイメージしたのは、本能に忠実な女性の二面性。心の奥にある自由な感性とフェミニティを解き放って、というメッセージをこめた香水のようなオイル。HACCI フェイスオイル 30ml ¥11000／HACCI

コンディションが落ちたときは上質なアルガンオイルが救世主

粉がふくほどカサつく、むずがゆい、といったようにコンディションが落ちたときは、上質なアルガンオイルがお役立ち。アルガンは砂漠地帯のモロッコに自生する木。その実の種から、熱やケミカルな溶媒を加えない伝統的な圧搾法で得たのがオーガニックアルガンオイルです。古くから、モロッコの人々の肌を強い日差しと乾燥から守ってきたこのオイル、必須脂肪酸を多く含み、抗酸化作用のあるフィトケミカルやビタミンEがとても豊富。肌ダメージを修復し、バリア機能の回復を後押ししてくれます。美容液使いのほか、蒸しタオルと組み合わせたパックや、あれやすい指先や髪の毛の保湿にもマルチに使えます。